たった一つの事
そのお話しは、街角に立っている小さな女の子が通行人に頼み事をしている場面から始まるんだ。
その女の子はね
「メリーゴーランドに連れていって下さい」 そう言ったけど、
入院用の服に病院の物らしいスリッパを履いた彼女のその姿を見て、道ゆく人は 『面倒事に巻き込まれるのはゴメンだ』 と、そんな表情をしながら去っていくばかりだったんだ。
で、そのウチに変なタクシードライバーが声をかけてきて、その女の子をどこかに連れていこうとしたんだけど・・・
異常を感じた女の子が悲鳴を上げた時に、問答無用でそのタクシードライバーをゴツンとやって、その女の子を助けてくれた青年がいたんだ。
その、高校生くらいとおぼしき青年は彼女に優しく声をかけて 「気をつけて帰れよ」 と言って立ち去るツモリだったんだろうけど、
嫌な予感がした彼はうっかり 「もしかして、俺がメリーゴーランドに連れていってくれるなんて思ったりしてないよな?」 と、その女の子に質問しちゃうんだ。
~続く~
その女の子はね
「メリーゴーランドに連れていって下さい」 そう言ったけど、
入院用の服に病院の物らしいスリッパを履いた彼女のその姿を見て、道ゆく人は 『面倒事に巻き込まれるのはゴメンだ』 と、そんな表情をしながら去っていくばかりだったんだ。
で、そのウチに変なタクシードライバーが声をかけてきて、その女の子をどこかに連れていこうとしたんだけど・・・
異常を感じた女の子が悲鳴を上げた時に、問答無用でそのタクシードライバーをゴツンとやって、その女の子を助けてくれた青年がいたんだ。
その、高校生くらいとおぼしき青年は彼女に優しく声をかけて 「気をつけて帰れよ」 と言って立ち去るツモリだったんだろうけど、
嫌な予感がした彼はうっかり 「もしかして、俺がメリーゴーランドに連れていってくれるなんて思ったりしてないよな?」 と、その女の子に質問しちゃうんだ。
~続く~