いちばん大切なモノ | TWO ALONE ~二つの孤独~ 

いちばん大切なモノ

さて、以前ある女性ブロガーさんが昔付き合った彼氏さんの事をブログに書いていた事があって、

彼女が言うには 「その彼氏は尾崎豊が十八番だった」 しかも 「それなりに上手い」 「でもなんかイラッとする」 との事で、

一緒にカラオケ行って尾崎を歌う人がいるともうMax不機嫌になるとか言っててね。

それ見て思ったんだよね 「あぁ 『俺ってカッコよくね?』 ってカンジで歌ってるヤツってキツいよなぁ」 って。

「しかも、そういうヤツにかぎって歌い方に心が込もってないよなぁ・・・ 」 ってね。

そんな記事を見て、そこから閃いてあるお話しを ”文字起こし” させてもらった事があったんだよね。

そのお話しはね、インディーズバンドをやっていた主人公がスカウトを受けてプロデビューする事になるお話しなんだけどさ、

その主人公のバンドは解散する事になって、メジャーデビューするにあたって新たなメンバーを組む事になったんだけどさ、

”彼” のバックを固める事になったメンバー達は主人公より先にメジャーデビューした連中で、確かな ”実力” を持っていたんだけど、反面 【華】 がないせいでいま一つ人気が出ないでいたような連中だったんだけどね。

まぁ、とにかくデビューが決まって ”その日” に向けてメンバー達はみんなで合宿をする事になったんだけどさ。

その中に一人だけ、どうしても一人だけ主人公に ”わだかまり” を抱えていて、事あるごとにつっかかってくるヤツがいたんだよね。

主人公は、最初はソイツをスルーしてたんだけどさ、その態度が 『スカしたヤツ』 と思われたのか、ますますつっかかってくるようになってね。

で、ソイツはある日ついに主人公に対する不満をぶちまけるんだよね


『俺らはもうずっと前にデビューしたのに、なんでポッと出のコイツがリーダーなんだ?』 ってさ。

でもさ、主人公はそんな 『メンバーの一人』 に


「確かにあなた達は、キャリアもテクニックも俺より上かもしれない、でもいちばん大切なモノが欠けてるよ」

そう答えるとさ、自分の左の胸に手を当ててこう言うんだ


『ハートさ』

と。