命について ~それでも私は自分の羽で空をとんで~
以前、友達が見ていたあるアニメでとってもファンタジーなモノがあったんだけどそのお話しを書かせて下さい
m(_ _ )m
そのお話しは、女の人の足を生やしたオネエ言葉でしゃべる魚とかけっこうキワモノな登場人物が色々と出てくる南国を舞台にした物語だったんだけどさ…
その時のお話しの主役は、十年以上たっても幼虫のままの巨大なセミ 『ヒグラシくん』 だったんだ。
彼は、物語の冒頭で主人公やその他の友達のまえで 「みなさん!今年こそ私は大人になってみせます。 そのためにも、私のトレーニングを手伝ってもらえませんか?」 そう言ってさ、
それを聞いたみんなは 「あーあ、また始まったよ… 」 みたいなイマイチ薄い反応をしていたんだけどさ、案の定ヒグラシくんは少しトレーニングをするとすぐ 『一休み』 とか言って、すぐ木の根から樹液を吸いはじめたりして…
それを見た友達が 『それじゃ意味ねーだろ』 とツッコんでみたりして… そんないつも通りのほのぼのした毎日がすぎていったんだけどさ、
その日もみんなはマイペースにヒグラシくんのトレーニングを手伝っていてね、主人公はみんなから少し離れた所で木登りをして遊んでいたんだ。
でも、その時遊び慣れている油断からか主人公は足を滑らせて木から落ちてしまったよ。
みんなも気づいたけど、距離があって主人公の所にかけっよても間に合わなくてさ、頭からまっさかさまに落ちる主人公は大けがをすることを覚悟してギュッと目をつぶったんだけどね、
ところがいっこうに(地面との衝突で)来るはずの衝撃が来ない!それで恐る恐る目を開けてみると、そこには見たことも無いほど大きな一匹のセミがいて背中に主人公を乗せながら飛んでいたんだ。
そうしているとそのセミは主人公に話しかけてきてさ、そしてこう言うんだ
「私です!ヒグラシです。
やりました、私はついに大人になったんですよ!」
って、そうしてさ主人公を地上に下ろすとヒグラシくんはその日はずっと大人になれた喜びをかみしめるように飛び続けたんだってさ。
でも、それから一週間後の事…
主人公たちは森の中で、力尽きてもう動かなくなった大きなセミを見つけたよ
(ノ_-。)
『友達』 の死を知って主人公たちはみんなで大声をあげて泣くんだ、そうしてその回のお話しは終わったんだけどさ。
まだ、そのヒグラシくんが生きていた頃に、こんな会話をしているんだ。
主:「なぁ、本当にいいのか?」
ヒ:「……」
主:「なんだったらこのまま… 」
そんなやり取りがあってさ、そんな主人公に
「あなたの言いたいことは分かっています。
確かに、私の命は大人になれば長くても一週間ともたないでしょう。」
ヒグラシくんはそう言って、そして最後にこう答えるんだ。
「それでも私は自分の羽で空をとんで、
そして
恋がしたいんです」
と。
m(_ _ )m
そのお話しは、女の人の足を生やしたオネエ言葉でしゃべる魚とかけっこうキワモノな登場人物が色々と出てくる南国を舞台にした物語だったんだけどさ…
その時のお話しの主役は、十年以上たっても幼虫のままの巨大なセミ 『ヒグラシくん』 だったんだ。
彼は、物語の冒頭で主人公やその他の友達のまえで 「みなさん!今年こそ私は大人になってみせます。 そのためにも、私のトレーニングを手伝ってもらえませんか?」 そう言ってさ、
それを聞いたみんなは 「あーあ、また始まったよ… 」 みたいなイマイチ薄い反応をしていたんだけどさ、案の定ヒグラシくんは少しトレーニングをするとすぐ 『一休み』 とか言って、すぐ木の根から樹液を吸いはじめたりして…
それを見た友達が 『それじゃ意味ねーだろ』 とツッコんでみたりして… そんないつも通りのほのぼのした毎日がすぎていったんだけどさ、
その日もみんなはマイペースにヒグラシくんのトレーニングを手伝っていてね、主人公はみんなから少し離れた所で木登りをして遊んでいたんだ。
でも、その時遊び慣れている油断からか主人公は足を滑らせて木から落ちてしまったよ。
みんなも気づいたけど、距離があって主人公の所にかけっよても間に合わなくてさ、頭からまっさかさまに落ちる主人公は大けがをすることを覚悟してギュッと目をつぶったんだけどね、
ところがいっこうに(地面との衝突で)来るはずの衝撃が来ない!それで恐る恐る目を開けてみると、そこには見たことも無いほど大きな一匹のセミがいて背中に主人公を乗せながら飛んでいたんだ。
そうしているとそのセミは主人公に話しかけてきてさ、そしてこう言うんだ
「私です!ヒグラシです。
やりました、私はついに大人になったんですよ!」
って、そうしてさ主人公を地上に下ろすとヒグラシくんはその日はずっと大人になれた喜びをかみしめるように飛び続けたんだってさ。
でも、それから一週間後の事…
主人公たちは森の中で、力尽きてもう動かなくなった大きなセミを見つけたよ
(ノ_-。)
『友達』 の死を知って主人公たちはみんなで大声をあげて泣くんだ、そうしてその回のお話しは終わったんだけどさ。
まだ、そのヒグラシくんが生きていた頃に、こんな会話をしているんだ。
主:「なぁ、本当にいいのか?」
ヒ:「……」
主:「なんだったらこのまま… 」
そんなやり取りがあってさ、そんな主人公に
「あなたの言いたいことは分かっています。
確かに、私の命は大人になれば長くても一週間ともたないでしょう。」
ヒグラシくんはそう言って、そして最後にこう答えるんだ。
「それでも私は自分の羽で空をとんで、
そして
恋がしたいんです」
と。