『大きなもの』
そのお話しは、世界が 『魔界』 と 『人間界』 に別れていて、そしてその二つの世界は 『魔力』 によって構成されている、そんな物語だったよ。
主人公はさ、そんな 『魔力』 が淀(よど)んで、形になった怪物の化身だったんだ。
もし、その力が暴走しようものなら、たちまち世界が滅ぶほどの力を持った怪物の化身・・・ でも、その一方で主人公は、自分の力をより高める必要があったんだ。
なぜなら、彼の魔力は淀んでしまったといっても世界を構成する大元だから、世界を安定させる為にはより大きな魔力を持つ必要があったんだよ。
そしてそのために、魔界でも屈指の強者が四人選ばれて、主人公はその四人を相手にいつも特訓ばかりさせられていたよ・・・ でも、そんなある日の事、世界を滅ぼそうと企む組織が現れて、主人公を抹殺しようとしたよ。
でも、主人公とその四人の仲間は、逆に相手のアジトに乗り込んで叩き潰そうとしたんだ。
主人公はさ、強情で短気な性格でさ、仲間からたしなめられたけど・・・ 逆に、そんな仲間にこう言ったよ。
『俺は大切なヤツなんてつくらねえ! どうせ、作ったってすぐいなくなっちまうんだ』
でもその言葉を聞いてある仲間が言うんだ、思った事をズケズケと言って、そのせいでいつも主人公とはケンカばかりしているようなヤツがね。
『本当にお前はバカだな』
ってね、それで 「んだと、コラア!」 そう言って怒った主人公にその男は自分の考えを言ってさ、みんなの仲裁もあってその場は収まったよ。
そうして先へ進んで行ったんだけど、主人公達は通路に仕掛けてあった罠にはまってしまったよ。
もしその罠に捕まったら、チリ一つ残さず消えてしまうような最悪の罠を前に、主人公達は退路を断たれて万事休す!だったよ。
ただ、その罠の大元を壊せばみんなは助かる、でもそのためには壊しに行ったヤツは罠にかかってしまう!その状態で 「俺が行く!」 そう言ったのは、いつも主人公とケンカばかりしていたその男だったんだ。
彼は言ったよ 「コイツのために行くんじゃねぇ、世界のために行くんだ」 ってね。
そうして、彼は仲間を救うと、その目の前で消えてしまったんだ。
でも主人公の胸には、さっきケンカした時の彼の言葉が残っていたよ。
『大事なヤツがいなくなって悲しいと思うなら、
それだけ大きなものをもらったと思えばいいだろう』
と。
主人公はさ、そんな 『魔力』 が淀(よど)んで、形になった怪物の化身だったんだ。
もし、その力が暴走しようものなら、たちまち世界が滅ぶほどの力を持った怪物の化身・・・ でも、その一方で主人公は、自分の力をより高める必要があったんだ。
なぜなら、彼の魔力は淀んでしまったといっても世界を構成する大元だから、世界を安定させる為にはより大きな魔力を持つ必要があったんだよ。
そしてそのために、魔界でも屈指の強者が四人選ばれて、主人公はその四人を相手にいつも特訓ばかりさせられていたよ・・・ でも、そんなある日の事、世界を滅ぼそうと企む組織が現れて、主人公を抹殺しようとしたよ。
でも、主人公とその四人の仲間は、逆に相手のアジトに乗り込んで叩き潰そうとしたんだ。
主人公はさ、強情で短気な性格でさ、仲間からたしなめられたけど・・・ 逆に、そんな仲間にこう言ったよ。
『俺は大切なヤツなんてつくらねえ! どうせ、作ったってすぐいなくなっちまうんだ』
でもその言葉を聞いてある仲間が言うんだ、思った事をズケズケと言って、そのせいでいつも主人公とはケンカばかりしているようなヤツがね。
『本当にお前はバカだな』
ってね、それで 「んだと、コラア!」 そう言って怒った主人公にその男は自分の考えを言ってさ、みんなの仲裁もあってその場は収まったよ。
そうして先へ進んで行ったんだけど、主人公達は通路に仕掛けてあった罠にはまってしまったよ。
もしその罠に捕まったら、チリ一つ残さず消えてしまうような最悪の罠を前に、主人公達は退路を断たれて万事休す!だったよ。
ただ、その罠の大元を壊せばみんなは助かる、でもそのためには壊しに行ったヤツは罠にかかってしまう!その状態で 「俺が行く!」 そう言ったのは、いつも主人公とケンカばかりしていたその男だったんだ。
彼は言ったよ 「コイツのために行くんじゃねぇ、世界のために行くんだ」 ってね。
そうして、彼は仲間を救うと、その目の前で消えてしまったんだ。
でも主人公の胸には、さっきケンカした時の彼の言葉が残っていたよ。
『大事なヤツがいなくなって悲しいと思うなら、
それだけ大きなものをもらったと思えばいいだろう』
と。