祖母は昨年8月29日に104歳で老衰で亡くなった。

大往生だったが、祖母もまだまだ生きていると思っていた私。

まだまだ話したいことがあったのに、晩年、人間らしくなくなってくる祖母を見るのが怖くなり避けていたことを後悔した。


茄子漬け、おばあちゃんがつくったものより美味しいのを食べたことがないんだよね。


とても勉強家で、介護の要素もなく、自分のことは自分でできていた祖母。

愛読書は広辞苑、亡くなる前日まで毎朝毎晩新聞を隅々まで読んでいてわたしには絶対にできないと思う。


亡くなった後も、本当に安らかに眠っているようでお肌も柔らかく実感が湧かなかった。


夏だったので当日中に葬儀社がお迎えに来て、葬儀までの約1週間、おばあちゃんは管理された保管庫で過ごしました。


葬儀の日、棺に入ったおばあちゃんに母が『かあさん、久しぶりだのぅ』と髪を撫でている姿を見て涙腺崩壊。

ここ10年以上、おばあちゃんは離島から実家で過ごして食事のお世話をしていたから、1週間も久しぶりだよね。


お母さんのお母さんを大切にできなかったこと、ごめんなさい。

だからこそ、これからは絶対後悔したくないと決めているよ。