僕が僕でいるとき・・・



まだ僕が若い天道虫だったころ、そう君は大きな向日葵の花だったね。

そして僕は君の美しさにみるみる吸い寄せられた、

あのときの密の味は忘れない

君に出会ってから、僕の胸にいつも君がいる

校庭で君の姿を探す、偶然出逢えないかと、

人の波に君を探した


室で、君がカーテンを開ける・・

 差し込む光に浮かびあがった君の姿が

僕の瞼に焼きつく


 
降りしきる雪の中、君が待っていた
  
 待っていないと君はいったけど、

握りしめた手はとても冷たかった。

                 ツーオン