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〜力を抜いて生きていく〜

51歳主婦の詩集✎
*2014年脊椎関節炎&軽症線維筋痛症発症2017年寛解
*2023年春再発→痛み広がり1度目より症状が多岐に。いつか今より元気になりこの宿命の答えを見つける日がくると信じ每日精一杯生きてます。様々な愛の形を詩にしています。拙い詩集ですがご覧ください✎


クラゲ歩きの朝




十一月なのに
朝の空気が もう冷たい

ニット帽とマフラー
そのぬくもりと 少しの勇気を重ねて
外に出る


もう 頑張って歩けないから
ただ 呼吸をするために
力を抜いて ゆらゆらと——

無理なら 今すぐにでも引き返せばいい
そんな優しさと共に
昔 名付けた「クラゲ歩き」





目を閉じて
風にまかせながら
わたしは静かに 漂う


朝焼けとともに
時折 エンジン音が
静けさをかき消すけど
それもまた この世界の一部


遠くで泣く鳥の声
用水路を流れる水の音

ああ そうだった
安心はいつも こんなふうに
わたしのまわりにあったのだ

誰かがくれるものじゃなく
わたしが受け取るものだったのだ、と

今 少しだけ気分が良いから
思い出せたのかもしれない




風が通り抜けると
頬がひんやり
目覚まし時計
——生きている——
と思い出す


“このあとの体調は さておき”
今 この静けさを受け取れた
その事実だけを 抱きしめて

今日は それだけでいい
それだけで——




※私two-miracleの綴る詩は

わたしの心の内や創作の中に
同時に存在する、いくつもの
愛のカタチを描いています。
誰かを裏切ったり
否定する意図はなく
ただ、一人の人間の記憶として
心を込めて紡いだものです。


この詩に触れた方が
それぞれの心にある愛の記憶と
静かに響き合えますように。