「ちょっと待ってて」の

“ちょっと”って、どのくらいなんだろう。


とても曖昧な言葉だ。


わたしの「ちょっと」と、誰かの「ちょっと」は、

必ずしも同じ時間じゃないと思う。

その差が、

誰かを傷つけたり、不快にさせたりしたら嫌だなと思って、

なるべく使わないようにしよう、と考えることもある。


でも、これがなかなか難しい。

ついつい、職場でも家でも、

「ちょっと待っててもらえます?」

「ちょっとだけ待ってて!」

と口にしてしまう。


たいていは、相手に待ってもらうときに使っている言葉だ。

だったらいっそ、

「ちょっと」じゃなくて

「30秒ください」とか、

具体的に伝えたほうが親切なのかな、とも思う。


どうだろう。

職場で、入居者の方に向かって

「ちょっと待ってて」と言っている場面を見ると、

少しだけ、もやっとする。

でも、そう思っているわたし自身も、使っている。


だからせめて、「ちょっと」が積み重ならないように。


誰もが本当に「ちょっと」だと感じられるくらいの時間で、お待たせできる人でいたい。


そんなことを、今日も「ちょっと」という言葉を使いながら考えている。