「ちょっと」
一(副)
①数量·程度がわずかであって、問題にするほどでもない様子。「残りがーしかない」
②たいしたことではないとばかりに無視するわけにもいかない程度である様子。「ーいい男ね」
③❲否定表現と呼応して❳その可能性はほとんど無いと判断する様子。「私にはーできそうに無い」
二(感)同等以下の相手に呼びかける語「ー君」
毎日のように口にしているのに、意味を調べてみて、こんなに幅がある言葉だったのかと驚いた。
ほんのわずか、問題にするほどでもない程度。
たいしたことではないけれど、無視するほどでもない感覚。
否定と一緒になると、「ほとんど無理」という判断にもなる。
「ちょっと待ってて」
この言葉を使うとき、私はたぶん、
“気にしなくていいくらいの時間”を想定している。
けれど、その「ちょっと」がどれくらいなのかは、相手や状況によって、驚くほど違う。
待っている側が「長い」と感じた瞬間、それはもう「ちょっと」ではなくなる。
誰かに待ってもらうとき、
本当は、時間そのものよりも、
「気にしないでいられるかどうか」を預けているのかもしれない。
そう考えると、たった一言なのに、「ちょっと」は、ずいぶん繊細な言葉だ。
