ポジショニング、ランドマーク。
職場で最近、よく出てくる言葉。
辞書で調べると、
ポジショニングは「位置を定めること」。
ランドマークは「目印」や「象徴となるもの」。
でも、介護の現場では少し意味が違う。
ポジショニングは、
褥瘡や拘縮予防など、その人のためになる
姿勢に関するケアのこと。
私の職場では、寝ている状態、仰臥位の姿勢ケアをポジショニング。
座っている時の姿勢ケアはシーティングと呼んでいる。
寝たり、座ったり。
その時々の姿勢が楽だと、
褥瘡や拘縮の予防になって、
食事姿勢も整い、嚥下状態も良くなる。
目線や位置も変わって、刺激も増える。
良いことづくし。
1年前に講習を受けて、
カンファレンスにも何度か参加して、
あっちこっちにクッションを入れて、整えている。
けれど、難しい。
良い姿勢かどうかは、ランドマークを意識するといいらしい。
この場合のランドマークは、
肩、骨盤、膝、踵…だったはず。
これらが左右対称であることが、ひとつの目安。
そう教わった。
でも、やっぱり大変。
1年前に講習を受けてから、
改善した人のほうが多い。
発語が増えたり、
むせ込みが減ったり。
すごいなって、感動もした。
食事介助への恐怖感も、少し軽くなった。
だから、続けた方がいいのは分かる。
分かるけれど、分からない。
クッションを入れながら、
これで合っているのかな?と不安になる。
肩や膝が左右対称になっていないのを見て、
直そうとするけれど、
力が足りなくて、
クッションがうまく入らないし、身体も伸ばせない。
ベッドからの離床にはリフトを使っているから、
身体の負担は少ない方だとは思う。
でも、それでも力仕事には変わりない。
日々、疲れる。
理解が足りないのかな。
理解を深めれば、
もう少し楽になるのだろうか。
ポジショニング、シーティング。
難しいけれど、
利用者にとってメリットが大きいのは分かる。
実際に、その恩恵も感じている。
でも。
拘縮している利用者の足を伸ばして、
クッションを入れるのは、本当に大変。
力仕事、向いてないのかもしれない。
他の職員と助け合いたい。
でも、こんなことで、と思われたら。
使えない職員だと思われたら。
面倒だと思われたら。
そんなことを考えたら、きりがないのは分かっている。
分かっているけれど、考えてしまう。
