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結婚式を伝えよう

ブライダルスクール講師がブライダル業界での経験談や失敗談を基に基礎知識などを毎週火曜日に更新しています!

こんにちは!

 

結婚式場や飲食店などのお店に限らず商店街などの街中にもBGM流れています。

そうすることで犯罪抑止につながった事例もあるそうです。

そう。音楽には人の気分やその場所の雰囲気を変えてくれます。

当然結婚式にも音楽は必要不可欠。とても大切な役割を担います。

そこで今回は結婚式での正しい選曲や音楽の使用方法についてお話しいたします。

 

このお話をさせていただく前にまずはこのことについて予備知識として持っておきたいことがあります。

それは著作権です。

数年前にニュースなどでも報じられましたが、JASRAC(日本著作権協会)が結婚式で音楽を使用した際の

著作権を徴収。違反者には権利妨害で最悪訴訟まで発展すると発表しました。

これらは新郎新婦だけではなく式場側にも関わることで業界では話題になりました。

以上の手続き代行をおこなうISUM(音楽特定利用促進機構)も発足し、少しずつその問題も緩和されつつあります。

しかし晴れの舞台である結婚式に訴訟など縁起の悪い話は避けたいもの。

気になる方は式場などに問い合わせてみましょう。

 

さてここからが本題です。

皆さん結婚式(挙式・披露宴)でどれだけ音楽を使用するかご存知でしょうか?

新郎新婦入場、乾杯、中座、再入場、余興、手紙朗読、退場・・・などが思いつくかもしれません。

どれも正解です!しかしまだまだあります。

上記以外ですと、ケーキ入刀やプロフィール映像やエンドロール。そして歓談時のBGMなどがあります。

 

ここ数年先に述べたISUMが権利代行している楽曲が多く結婚式で使用されるようになりました。

 

中には楽曲使用による著作権の手続きを行い自身が好きなミュージシャンの曲などを使用される方もいらっしゃいます。

しかし時には「あれ?」と思う音楽もあります。

それは忌み言葉が多用されている楽曲や内容がネガティブな曲です。

昨年大ヒットした映画Bohemian Rhapsody

QUEENの大ヒット曲です。シンフォニックで且つ美しいメロディで私も大好きな一曲ですが

結婚式での使用はNGとされています。それはなぜか。

歌詞の翻訳を検索していただけるとわかりますがあの曲は殺人を犯した少年の話だからです。

とても美しいメロディですが歌詞がネガティブなのでおめでたい場所には相応しくないのです。

洋楽を使用する際には歌詞に注意が必要です。

 

そして冒頭でお伝えした通り音楽は雰囲気を変えてくれます。

例えば新郎新婦入場で明るい曲を使用するのと静かな曲を使用するのとで

その場の雰囲気は大きく変わります。

そして入場に限らずですが音楽と共に生の音が入ります。

それはゲストの方からの拍手です。

いわゆるパチパチパチと鳴らす拍手もあれば曲に合わせて手拍子もあります。

静かな曲に手拍子は場を暗くしてしまいますが明るい曲ならその場は明るくなります。

 

そして選曲する上で気にしていただきたいのが「歌」があるのか「インストゥルメンタル」なのか

なぜそこを気にしていただきたいのか。その理由はある進行にあります。

その進行とは、

新婦の手紙朗読や友人スピーチなど人の声が入る進行です。

 

例えば新婦が日本語で手紙を読み上げている時に日本語の歌詞が会場に流れていると、

ある種の多重音声のようになってしまい集中できず聞き取れない状況になったことも過去にあります。

もちろんBGMの音量を下げればいいことです。しかしBGMの音量を下げるということは

音楽そのものの音量を下げてしまいます。

BGMには人の緊張を和らげる効果があります。ということはBGMの音量が下がった分、

緊張度は増してしまうということです。

 

せっかく感謝の思いを込めたお手紙です。

少しでも気持ちを和らげた上でその思いを伝えていただきたいです。

 

ふたりがこの曲を使いたい。

そういう声もよく聞きますが、その曲を使うことによって生まれるデメリットをしっかり伝えられる

プランナーやプロデューサー、音響スタッフや司会者さんがいたらとても素敵な会場だと思います。

場合によっては新郎新婦が、ご両家に恥をかかせることになります。

 

このようなことはいまの時代には「細かすぎる」と言われがちです。

結婚式全体で言えば今回のことは100分の1くらいのことかもしれません。

 

しかし結婚式に携わる以上、一般常識や豆知識、雑学などは必須アイテムであり力です。

例え100分の1だとしても知識をもってしっかりクリアする。そして

100すべてをクリアして素敵な結婚式のお手伝いをする。

それが私たちの大切な役割です。

 

そんなスタッフをひとりでも多く育てたいと思います。

 

次回は11月12日更新です!お楽しみに!