まず登場人物を四角で囲いながら、前置きを理解します。登場人物は宇平と九郎右衛門と文吉。話の中だけ、三右衛門、亀蔵が登場。
それぞれの立場も理解しましょう。宇平は父親を殺され、文吉は唯一敵の顔を知る人物、3人は復讐しようとする。「厳しい」「乏しい」から旅のつらさがわかりますね。
問1ア
「恨みを呑んで」の意味。文脈を考慮し、主語述語を補う。三人が「恨みを呑んで」野たれ死にをする。
この「恨みを呑んで」に選択肢の意味を入れていけば、2以外、意味が通らないことがわかります。
問1イ
「是非に及ばない」の意味。こちらも文脈を把握しましょう。
別れては困るに違いない【が】、「是非に及ばない」です。この逆接に注意。別れては困る、というマイナスイメージを打ち消すものが答えです。2番のみ。
1段落は、九郎右衛門の長い会話ですが、【文吉に旅を抜けさせようとしている】ことだけ分かればいいです。
問2
傍線部Aで九郎右衛門は言葉を返せない、宇平は蘇った思いをしています。二人がそれぞれどう思ったかが問題なんですね。
選択肢を見ると、九郎右衛門の説明では決められませんので、宇平の感情で選択肢をきりましょう。
傍線部から二つ前の段落。「涙は頬を伝って流れていた」とあります。泣くということは別れがつらいことです。
ですが、文吉はその申し出を固く断る。
そして「蘇った思いを」したのです。つまり別れなくなってほっとした、と考えるのが普通でしょう。
2,3,4はすぐに消せます。1で少し迷うかもしれませんが、「勇気づけられ」た記述もないし、「成就を確信している」は言いすぎです。よって5番。
問1ウ
文脈を整えます。文吉が、迷惑がる主人を「宥めすかして」ということ。なだめるとあるので、馬をなだめる、とか思い出せば良いです。即1番。
そこから状況が一変。宇平が精神に変調を起すわけです。
問3
九郎右衛門の言葉、傍線部Bです。傍線部を広げてみましょう。
「気にも掛けぬらしく笑っていった」→傍線部B→「そういったのも無理はない」→そういった理由。
つまり、宇平の心理状態を重く考えていないことがわかります。よって3,4は問題がいです。4番は【そういった理由】と異なるので×。2番は九郎右衛門の説明で、「宇平が何不自由なく育ったことをよく知る」など、記述なしの説明があるので×。答えは1。
問4
傍線部Cの心情です。会話の途中で傍線が引いてあるのは、たいてい、相手の言葉に対する感情を見つければよいのです。
すると、ひとつ前の「随分己もお前も方々歩いてみたじゃないか」に対する感情です。
さらに、九郎右衛門がそう言った理由を見つけましょう。それはもうひとつ前の宇平の言葉です。蜘蛛のように網を張って待つのは嫌になった、ということですね。
つまり、蜘蛛のように網を張って待つのは嫌になった→ずいぶん歩いたじゃないか→歩いたには歩きましたが→黙る。
蜘蛛のように網を張る、は出会える確率の低さを表した比喩です。そして九郎右衛門はその含意を取り違えました。だから、宇平は話がかみ合わないので黙ったのです。
1,2は宇平が伝えようとする内容が全く違うので誤りです。3のように感傷的になったわけでもなく、4のように、叔父がいつもと違うから黙ったわけではありませんね。5番です。
問5
「なぜ」という理由説明問題です。
傍線部までに、宇平の変貌が事細かに書かれています。「微かな、嘲るような微笑」「いつもの興奮の状態とは違った」「軽く微笑んだ」。
これに対し、九郎右衛門も「気味悪さを感じた」とあり、宇平の態度に対しての「生真面目」さだとわかります。よって即3番。
こういう問題は、選択肢の下のほうに書いてある「さびしい」とか「ただならぬものを感じた」などに着目すると、スピードが上がります。
問6
二人の神仏に対する考えの違いです。
九郎右衛門の「神仏はわからない」の含意は【加護があるのでいつかは会える】ということです。一方宇平の含意は【神仏は助けてくれるのか分からないので探すのをやめる】ということ。
プラスでとらえているかマイナスでとらえているかの違いです。1,2,5では九郎右衛門が信仰に盲信しているので×。4では宇平が運命を信じているのでダメ。よって3番。
それぞれの立場も理解しましょう。宇平は父親を殺され、文吉は唯一敵の顔を知る人物、3人は復讐しようとする。「厳しい」「乏しい」から旅のつらさがわかりますね。
問1ア
「恨みを呑んで」の意味。文脈を考慮し、主語述語を補う。三人が「恨みを呑んで」野たれ死にをする。
この「恨みを呑んで」に選択肢の意味を入れていけば、2以外、意味が通らないことがわかります。
問1イ
「是非に及ばない」の意味。こちらも文脈を把握しましょう。
別れては困るに違いない【が】、「是非に及ばない」です。この逆接に注意。別れては困る、というマイナスイメージを打ち消すものが答えです。2番のみ。
1段落は、九郎右衛門の長い会話ですが、【文吉に旅を抜けさせようとしている】ことだけ分かればいいです。
問2
傍線部Aで九郎右衛門は言葉を返せない、宇平は蘇った思いをしています。二人がそれぞれどう思ったかが問題なんですね。
選択肢を見ると、九郎右衛門の説明では決められませんので、宇平の感情で選択肢をきりましょう。
傍線部から二つ前の段落。「涙は頬を伝って流れていた」とあります。泣くということは別れがつらいことです。
ですが、文吉はその申し出を固く断る。
そして「蘇った思いを」したのです。つまり別れなくなってほっとした、と考えるのが普通でしょう。
2,3,4はすぐに消せます。1で少し迷うかもしれませんが、「勇気づけられ」た記述もないし、「成就を確信している」は言いすぎです。よって5番。
問1ウ
文脈を整えます。文吉が、迷惑がる主人を「宥めすかして」ということ。なだめるとあるので、馬をなだめる、とか思い出せば良いです。即1番。
そこから状況が一変。宇平が精神に変調を起すわけです。
問3
九郎右衛門の言葉、傍線部Bです。傍線部を広げてみましょう。
「気にも掛けぬらしく笑っていった」→傍線部B→「そういったのも無理はない」→そういった理由。
つまり、宇平の心理状態を重く考えていないことがわかります。よって3,4は問題がいです。4番は【そういった理由】と異なるので×。2番は九郎右衛門の説明で、「宇平が何不自由なく育ったことをよく知る」など、記述なしの説明があるので×。答えは1。
問4
傍線部Cの心情です。会話の途中で傍線が引いてあるのは、たいてい、相手の言葉に対する感情を見つければよいのです。
すると、ひとつ前の「随分己もお前も方々歩いてみたじゃないか」に対する感情です。
さらに、九郎右衛門がそう言った理由を見つけましょう。それはもうひとつ前の宇平の言葉です。蜘蛛のように網を張って待つのは嫌になった、ということですね。
つまり、蜘蛛のように網を張って待つのは嫌になった→ずいぶん歩いたじゃないか→歩いたには歩きましたが→黙る。
蜘蛛のように網を張る、は出会える確率の低さを表した比喩です。そして九郎右衛門はその含意を取り違えました。だから、宇平は話がかみ合わないので黙ったのです。
1,2は宇平が伝えようとする内容が全く違うので誤りです。3のように感傷的になったわけでもなく、4のように、叔父がいつもと違うから黙ったわけではありませんね。5番です。
問5
「なぜ」という理由説明問題です。
傍線部までに、宇平の変貌が事細かに書かれています。「微かな、嘲るような微笑」「いつもの興奮の状態とは違った」「軽く微笑んだ」。
これに対し、九郎右衛門も「気味悪さを感じた」とあり、宇平の態度に対しての「生真面目」さだとわかります。よって即3番。
こういう問題は、選択肢の下のほうに書いてある「さびしい」とか「ただならぬものを感じた」などに着目すると、スピードが上がります。
問6
二人の神仏に対する考えの違いです。
九郎右衛門の「神仏はわからない」の含意は【加護があるのでいつかは会える】ということです。一方宇平の含意は【神仏は助けてくれるのか分からないので探すのをやめる】ということ。
プラスでとらえているかマイナスでとらえているかの違いです。1,2,5では九郎右衛門が信仰に盲信しているので×。4では宇平が運命を信じているのでダメ。よって3番。