古文読解の際の武器を説明します。単語、文法でしなかった部分となります。
1、接続助詞「て、」「で、」の前後の文の主語はたいてい同じ。
ほぼ確実、といってよいでしょう。しかし、何らかの挿入が入った場合が例外です。難関大はここを出してきます。
2、接続助詞「を、」「に、」「が、」「ど、」「ば、」の前後の文は同じ確率が高い。
こちらは、あまり信用しすぎると痛い目に合います。注意しましょう。
3、「」のない会話文と心中文を「」でくくる。
終わりは簡単に見つかります。「とて」「と思う」「と言ふ」などです。そこから始まりを探しましょう。
3、挿入句は( )でくくる。
、と、で囲まれた部分です。おわりは「にや」「にか」や、推量の助動詞です。
あまり文章には影響しないので、読解の時は読み飛ばす感じでもいいです。
4、過去の助動詞「き」「けり」の違い。
「き」は作者の直接体験、「けり」は間接体験です。主語を判別するときに役立ちます。
5、尊敬語。
王はハワイへ行き給ふ。
給ふ、は誰に敬意を払っていますか?もちろん王です。
つまり地の文で、給ふ、などの尊敬語は偉い人の動詞につきます。
「ハワイへ行き給ったのか」
給ふ、は誰に敬意をはらっていますか?わかりませんね。しかし、一つわかることは<会話主ではない>ということです。
つまり会話文で、尊敬語が出てきた場合、その動作をしたのは会話主ということはほとんどない、ということです。まれに自分に尊敬語を使う偉い人がいますが。
6、謙譲語。
先生にお菓子をあげ奉った。
奉る、は誰に敬意を払っていますか?先生です。
つまり、謙譲語の動詞の受け手は、偉い人です。ここがわからない人が多い。
謙譲語で、一人の動作で終わることはないのですよ。例えば、わたしはお菓子を食べ奉る、なんてものは成立しません。
なぜなら、食べる、という動作は、食べる本人だけで終わってしまうからです。
あげ奉る、申し上げる、など誰か偉い人に対する動作でなければなりません。
だから、謙譲語が出てきたら、横に「~に・を」と書き込みましょう。
「それでね、先生に申し上げたんだ」
誰に敬意を?同じように、先生です。
地の文との違いは、「」内の謙譲後の主語は、会話主である可能性が高いということです。次に多いのは三人称。
7、丁寧語。
あまり気にする必要はありません。会話で丁寧語があると、相手が偉い人、なんていいますが、すべてに共通することとは言えません。
8、日記・随筆の注意。
作者が登場することがあります。常に作者がいることを意識して読みましょう。
9、和歌
枕詞・序詞・縁語に関しては慣れて覚えるしかありません。
そのほか重要なこととして、<歌を交わしあったら仲はいい>、<倒置が多い>など意識しましょう。
プラス編
前回のベースにここでは実践的な読み方・解き方を教えていきます。
□説明文に注意
本文の前にその場面の説明が書いてあるときは要チェックです。ここが解答に結びつくことも多いです。
重要だと思ったところには、波線をつけておきましょう。特に『その場面に至る経緯』と『登場人物の性質』に重点を置いてください。
□人物を四角で囲む。
これは古文・漢文では当たり前のことです。名前やその人物を表す言葉など、主語になりえる言葉を囲っていきましょう。
こうすることで、主語を見失いやすい古文漢文の動作主をはっきりさせることができます。
□会話文・心中文には「」。
はじめから「」が付いていればいいのですが、ついていないときは自分で「」をつけれるようにしましょう。
下に「と思う」「とて」「といふ」などついているのが目印となります。
□挿入文には()。
文章の間に入り込んだ挿入文をくくります。まずは挿入文を無視して読んでください。すると流れがつかみやすくなるでしょう。
挿入は作者の感想であって、ほとんど情報を持ちませんので。
□指示語はきちんと処理。
入試においては指示語というのは問題に絡みやすいです。
聞かれてから初めて、指示語の指示内容を探すより、読みながらきちんと把握するほうがよいでしょう。
基本的には直前の文や話題になっている話が指示内容になります。
□因果を表す語の横に矢印。
「已然形+ば、」のように因果を表す語の横に矢印を引きます。原因から結果へと矢印を引きましょう。
重要なのは「て、」も因果を表すことがある、ということです。
たとえば傍線部の上が「~て、」のばあいはそこが原因となっており、そこを押さえて、傍線の問題に答えなければなりません。
□尊敬語・丁寧語。
誰から誰の敬意かきちんと把握しましょう。尊敬語の場合は主語の把握、謙譲語の場合は主語と目的語の把握です。
語の横に(~が)(~に)と添えておくとわかりやすいでしょう。
□自然描写は速読。
時々自然描写が本文に入ることがあります。
しかしそれらは問題にからみにくいので、雰囲気だけつかんで、速読してかまいません。情報量も少ないですので。
□全訳禁止。
古文が苦手な人に多いのは、古文を全訳しようとすることです。本番中全訳していては、まず時間が足りなくなってしまいます。
重要情報に重点を置いて、どんどん読む訓練をしましょう。
□逆接に三角。
「ども」「とも」「ものから」などの逆接に三角をつけます。その逆接の前後でプラスイメージ、マイナスイメージの逆転が起こります。
すると、読みながら推測ができるようになります。逆接がきたから、今までと対照的な話だな、というような考え方が大切です。
1、接続助詞「て、」「で、」の前後の文の主語はたいてい同じ。
ほぼ確実、といってよいでしょう。しかし、何らかの挿入が入った場合が例外です。難関大はここを出してきます。
2、接続助詞「を、」「に、」「が、」「ど、」「ば、」の前後の文は同じ確率が高い。
こちらは、あまり信用しすぎると痛い目に合います。注意しましょう。
3、「」のない会話文と心中文を「」でくくる。
終わりは簡単に見つかります。「とて」「と思う」「と言ふ」などです。そこから始まりを探しましょう。
3、挿入句は( )でくくる。
、と、で囲まれた部分です。おわりは「にや」「にか」や、推量の助動詞です。
あまり文章には影響しないので、読解の時は読み飛ばす感じでもいいです。
4、過去の助動詞「き」「けり」の違い。
「き」は作者の直接体験、「けり」は間接体験です。主語を判別するときに役立ちます。
5、尊敬語。
王はハワイへ行き給ふ。
給ふ、は誰に敬意を払っていますか?もちろん王です。
つまり地の文で、給ふ、などの尊敬語は偉い人の動詞につきます。
「ハワイへ行き給ったのか」
給ふ、は誰に敬意をはらっていますか?わかりませんね。しかし、一つわかることは<会話主ではない>ということです。
つまり会話文で、尊敬語が出てきた場合、その動作をしたのは会話主ということはほとんどない、ということです。まれに自分に尊敬語を使う偉い人がいますが。
6、謙譲語。
先生にお菓子をあげ奉った。
奉る、は誰に敬意を払っていますか?先生です。
つまり、謙譲語の動詞の受け手は、偉い人です。ここがわからない人が多い。
謙譲語で、一人の動作で終わることはないのですよ。例えば、わたしはお菓子を食べ奉る、なんてものは成立しません。
なぜなら、食べる、という動作は、食べる本人だけで終わってしまうからです。
あげ奉る、申し上げる、など誰か偉い人に対する動作でなければなりません。
だから、謙譲語が出てきたら、横に「~に・を」と書き込みましょう。
「それでね、先生に申し上げたんだ」
誰に敬意を?同じように、先生です。
地の文との違いは、「」内の謙譲後の主語は、会話主である可能性が高いということです。次に多いのは三人称。
7、丁寧語。
あまり気にする必要はありません。会話で丁寧語があると、相手が偉い人、なんていいますが、すべてに共通することとは言えません。
8、日記・随筆の注意。
作者が登場することがあります。常に作者がいることを意識して読みましょう。
9、和歌
枕詞・序詞・縁語に関しては慣れて覚えるしかありません。
そのほか重要なこととして、<歌を交わしあったら仲はいい>、<倒置が多い>など意識しましょう。
プラス編
前回のベースにここでは実践的な読み方・解き方を教えていきます。
□説明文に注意
本文の前にその場面の説明が書いてあるときは要チェックです。ここが解答に結びつくことも多いです。
重要だと思ったところには、波線をつけておきましょう。特に『その場面に至る経緯』と『登場人物の性質』に重点を置いてください。
□人物を四角で囲む。
これは古文・漢文では当たり前のことです。名前やその人物を表す言葉など、主語になりえる言葉を囲っていきましょう。
こうすることで、主語を見失いやすい古文漢文の動作主をはっきりさせることができます。
□会話文・心中文には「」。
はじめから「」が付いていればいいのですが、ついていないときは自分で「」をつけれるようにしましょう。
下に「と思う」「とて」「といふ」などついているのが目印となります。
□挿入文には()。
文章の間に入り込んだ挿入文をくくります。まずは挿入文を無視して読んでください。すると流れがつかみやすくなるでしょう。
挿入は作者の感想であって、ほとんど情報を持ちませんので。
□指示語はきちんと処理。
入試においては指示語というのは問題に絡みやすいです。
聞かれてから初めて、指示語の指示内容を探すより、読みながらきちんと把握するほうがよいでしょう。
基本的には直前の文や話題になっている話が指示内容になります。
□因果を表す語の横に矢印。
「已然形+ば、」のように因果を表す語の横に矢印を引きます。原因から結果へと矢印を引きましょう。
重要なのは「て、」も因果を表すことがある、ということです。
たとえば傍線部の上が「~て、」のばあいはそこが原因となっており、そこを押さえて、傍線の問題に答えなければなりません。
□尊敬語・丁寧語。
誰から誰の敬意かきちんと把握しましょう。尊敬語の場合は主語の把握、謙譲語の場合は主語と目的語の把握です。
語の横に(~が)(~に)と添えておくとわかりやすいでしょう。
□自然描写は速読。
時々自然描写が本文に入ることがあります。
しかしそれらは問題にからみにくいので、雰囲気だけつかんで、速読してかまいません。情報量も少ないですので。
□全訳禁止。
古文が苦手な人に多いのは、古文を全訳しようとすることです。本番中全訳していては、まず時間が足りなくなってしまいます。
重要情報に重点を置いて、どんどん読む訓練をしましょう。
□逆接に三角。
「ども」「とも」「ものから」などの逆接に三角をつけます。その逆接の前後でプラスイメージ、マイナスイメージの逆転が起こります。
すると、読みながら推測ができるようになります。逆接がきたから、今までと対照的な話だな、というような考え方が大切です。