まず初めに言っておきましょう。受験数学は「積み木」です。

学校の定期テストのように、規定範囲内から出題されるわけではありません。

そして試験会場では、いわゆる「基礎問題」、または解いたことのある問題がそのまま出ることはないと考えるべきです。

そのような幻想は無くしておかなければ、入試本番で初見の問題に戸惑って、惨憺たる結果になりかねないのですから。

数学は積み木です。本番の問題を完成形とするならば、受験生に課せられるのは、その形に持っていくよう、積み木を組み立てていくことです。

完成形の積み木はもちろん手元にはありません。だから、それまでに解いてきた基礎問題を積み重ねるのです。

基礎は重要なのは間違いありません。基礎となる部品が曖昧な形ならば、積み木を完成させることが非常に困難でしょう。

もちろん始めのうちは、どう積んでいけばいいのか見当がつかないでしょうが、場数を踏む(応用問題や模試をこなす)ことで自然と身につきます。

その際は思考のプロセスをきちんと意識すること。そうやって整理しておけば、入試問題を解くのに必要な部品はすぐに取り出せるようになります。

ケアレスミスについて。ケアレスミスをなくすためには、自分の間違い傾向を意識することが重要になります。

人間である以上、ミスというのは必ずあります。ですが、そのミスに気づいてすぐに訂正するか、それとも見逃すかで成果は異なります。

一つの方法として、ケアレスミスをしたらその都度、間違いの仕方をメモ帳に書き込む(例:正負の足し算をミス)などして、本番までに意識を高めましょう。

たった一つのケアレスミスは、大問まるまるの不正解にさえつながりかねないのです。失敗はある、それを反省するかしないかでその後が変わります。

記述式について。記述式答案の場合、常に採点者にとって読みやすい答案作りを心掛けましょう。正解に至るまでの式を丁寧に書いておく。

特に重要なプロセスは、配点が高く設定されていることがほとんどです。記述の際は十分に注意しましょう。

最後に。基礎問題を固めておくことは言うまでもない。ですが、それにばかりこだわらず、たとえ本番で見たことのない問題が出ても、身につけた基礎問題を駆使して解答出来るほどに、応用問題、過去問、模試問で演習を積みましょう。