蔵人のヒマジンな時間 -31ページ目

恋のライバル in facebook



以前勤めていた会社にて。

とあるサークルに誘われるがままに入部し、

その歓迎会をやってもらったときのこと。

ありきたりな自己紹介をしていたら、

斜め前に座っていたAが唐突に、

『池田蒼介さんって人知ってます?』と声をかけてきた。

久しぶりに聞いたその名前は、

オレが中学、高校と同じ学校だった

地元の同級生の名前だった。

正確に言うと、同窓生。

一度も同じクラスになったことはなく、

ただ、共通の友達を介して少し話をしたことがある、

という程度の関係。

で、その人が、

Aの大学時代(都内)の

野球部の先輩だったという展開。

オレの出身地(地方)を聞いて

オレと池田蒼介の関係を見つけたところはお見事。

でも、

よりによって池田蒼介というのが、

なんというか、

運命のいたずらだなぁ、と。




オレが中学一年の頃。

小学生の頃から仲が良かった健太と

中学になってから知り合ったYと、

『誰が好きか』ってことを言い合うことになった。

まぁ、その年頃によくある暴露ゲーム。

(その頃は女性が好きだった(笑))

でもその話が持ち上がったときから

若干の嫌な予感があった・・・

というのは、

すでに旧知の仲である健太の好きな人は

おおよその見当がついていたから。


― こりゃ、カブるな・・・


で、その逆もまた然りだったようで、

暴露しあう前に健太がひとこと言った。


『蔵ちゃんとは同じ人が好きな気がする』


蓋を開けてみたら・・・


やっぱり同じだった(爆)


でもオレ、

そのとき気になる子がもう一人いたんで、

第一候補の沙紀を健太に譲り、

チエリという別の子の名前を挙げることにした。

何で譲ったかというと、

まずひとつは、

健太はオレにとってかけがえのない親友だったこと。

そしてふたつめは、

健太が欧州系のクオーターで超イケメンだったんで

勝負しても勝ち目が無いと思ったから(笑)

いまだにそうだけど、

恋愛で誰かと取り合いになったとしたら、

まず見た目で負けると思ってしまう。

オレ、かなりの見た目コンプレックス。。。




その後、

暴露ゲームは次の段階へ。



― 意中の子に告白



トップを切って告白したのがオレ。

でも面と向かって『好きだ』とは言いづらいので、

ゲーム形式で告白することに。

チエリとは普段からからかい合ったりする仲だったんで、

暴露ゲームと同じ形式のゲームを持ちかけ、

『誰が好きか』ってことを言いあうことに。

まずはじゃんけんで負けたオレから先に告白。。。

好きな子の名前=「チエリ」と書いた紙を、

『家に帰ってから読め!』と言って握らせた。




翌日。

いつものように遅刻して登校。

誰もいない昇降口。

下駄箱の中に手紙が・・・。

チエリからの返事。

ドキドキしながらもその場で開封。

中に書かれていた名前は



『池田蒼介くん』



そう、

歓迎会で約20年ぶりに聞いた名前こそが、

オレの中一の頃の恋敵。



ちなみに池田蒼介という男、

その当時から学校中の女子の人気の的で、

お母さんたちの間では

ファンクラブができるほどのイケメンだった。。。

身長も当時すでに180cm近くあり、

勉強も学年で1~2を争うトップレベル。

野球部では4番バッター。

そりゃぁ、かなわんわ。。。




その池田蒼介。

いまだにfacebookではAを通して

『知り合いかも?』

に定期的に浮上してくる。

ある意味、

切っても切れない関係に。

それにしてもあのFBの『知り合いかも』リンク、

ホントにウザい

ってか、なんかこの歳になって、

子供の頃の呪縛から解き放たれないオレって・・・(泣)。




ちなみに健太は沙紀に告白し玉砕。

Yは両思いであることが判明。

チエリはソフトボール部に入部して池田蒼介との距離を近づけるも、

付き合うまでには至らず。

その後、

オレも健太も別の子とお付き合い。

池田蒼介は友達じゃないので良くわからない。




高校はオレと池田蒼介が同じで

その他はみんなバラバラに。




そして大学に進学して間もなくのある日、

キャンパスで後ろから女の子に呼び止められた。



沙紀だった。



彼女はオレと同じ大学に進学していた。。。

それもまたかなりレアな確立の

運命的な話ではあるんだけどね。。。




会社の数とか大学の数とか、

あるいは日本の人口なんてたくさんいるのに、

ごく限られた人間同士が

偶然に繋がってたり再会したり、

世の中って広いようで狭いのな。




※登場人物名は仮名です