復路
「往路」からお読み下さい。
マチュピチュからクスコへ帰るときも
往路と同じワクワクコースを逆に辿った。
なんだかんだ言って楽チンだったし、
ちょっとした人間模様も垣間見れるし(笑)。
んで、帰りの電車代は往路より安い35USドル。
時間帯によって金額が違うらしい。
それはさておき、
電車でオリャンタまでは順調な旅、
ってか相席の方々がダンマリだったんで
超つまんなかった(苦笑)。
=オリャンタで見つけたシーサーっぽいもの=

オリャンタ到着後、
駅前の雑踏を掻き分けた先に、
広場に溜まっているバンの群れを発見。
往路ではチケット売り場の
うしろの広場に到着したのに、
復路は違うのか?と思ったけど、
同じ金額だからと納得して、
広場の端っこに停まった一台のバンに乗った。
なぜか電車にわんさかいたはずの
外国人の姿は広場に一人もいない…。
--やっぱ場所ちげーな。。。
個人営業か。
でもいいや、
同じ金額だし(笑)
と、満員になるまでしばし待った。
すると、外が何やら騒がしいと思うやいなや、
一人の小柄な男(スタローン似)が
数人の警官に追われて広場の隅に追い込まれた。
=スタローン=

自分のバンのすぐ隣。
車内から事態の一部始終を見学してみた。
スタローンの荷物を警官がはぎ取ろうとする。
顔を真っ赤に紅潮させて抵抗するスタローン。
最初はスタローンが
誰かの荷物をパクったのかと思ったけど、
乗客の話によると、
荷物はコカインらしい!
バッグの中身がすべてコカインなら
5~10キロくらいはありそう。。
でもなぜか野次馬はスタローンを応援。
広場の先にあるお宅の奥さんも
外に出てきてスタローンを応援。
バンの助手席に乗っていたオバサン(森三中の村上似)は、
窓から半身を乗り出して
鬼の形相で警察に何かを抗議している。
=森三中・村上=

こんなに騒々しいのに、
後ろの席の少年は黙々と読書をしている。。。
その温度差が、
この出来事がこの国の日常であることを
物語っているかのよう。。
そのさなか、
宅麻伸似のオジサンがオレらのバンの乗客に
『こっちのバンで行くから移動して~』
と言い、
乗客がワラワラと一回り小さいバンに移動した。
=宅麻伸=

『もう勘弁して欲しいよね~』
と呆れ顔の乗客一同。
最後に村上が助手席に乗って満員に。
宅麻伸が客の数と荷物の数を確認し、
村上が
『あれもあたしのだから!』
的な指示をして
大きな荷物を積み込んだところで
いざ出発。
出発間際、
荷物を2ー3個押収されて
怒っていたスタローンが、
村上のところにきて
一言二言なにかを忠言していた。
--そっか、こいつらグルだったんだ
と確信。
ってことは
村上の最後の荷物は・・・!?( ̄□ ̄;)!!
狭い道を
コレクティーボが何台も連なる中、
自分たちの前には
先ほどスタローンを追い詰めたパトカーが。
そそ、不思議に思ったのは、
警察はコカインを押収しても
運び屋は逮捕しないで
そのまま放置なのね。
まあ、原材料はお茶っ葉として
豊富に流通してるわけだから
コカインなんか作りたい放題で、
こういうのってイタチごっこなんだろうけど。
その後、
駅から町の中心部に入ったところで、
前のパトカーがオレらのバンを制止。
ざわつく宅麻伸と村上。
--あれ?宅麻伸もグル!?
警官はバンのハッチを開けると、
迷うことなく村上が最後に積んだ荷物を押収。
--さては、はじめっからマークされてたな
そして同時に交番に連行される宅麻伸。
怒る乗客たち!
『ドライバーいなくちゃクスコに行けねーだろ!』
と、心配する間もなく、
宅麻伸が戻ってきて普通に車を発車。
トイレ休憩よりも短い時間だったわ。。。ってか、
--なんなんだろ、この淡白さ。
やっぱ日常茶飯事なんだね…。
村上と反村上軍団が、
末端価格がどうのこうのと
ケンカ越しの言い合いをするも束の間、
すぐにみんなで笑い話。
--なんなんだろ、この淡白さ…(本日2度目)。
なんだか
『また作ればいっか~(笑)』的な雰囲気。。
そもそも日本だったら
取りあえず乗客全員一時拘留されて
事情聴取されるわな。
談笑に勢いをつけたバンは、
行きしなのコレクティーボとは
比べものにならないアグレッシヴさで
次々と前方車両を追い越し、
信じられない速さでクスコに到着。
ということで、
思いがけずハラハラコースになってしまった
復路なのでした。
※現地の方々の発言は、
拾える単語と雰囲気で翻訳しました(笑)
オリャンタ駅で見つけた『緑茶』の看板。
きっと日本人観光客が多いんだね。。。

=クスコの裏路地=
