小説:ニューヨーク中川タカシ物語 | どんきー王子のブログ

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幸福の科学の元熱烈信者です。
昨年脱会しました!

タカシは3流商社に入社しました。

中略

タカシは日本では役立たずではあったが
3流商社では貴重な東大出身のため、温存すべく
ニューヨークに放り出されました。

ニューヨークでの仕事は
朝、テレックスを切って担当に渡す準備と
郵便物の仕分けや
封筒に切手を貼り付ける作業が主な物でした。
たまにジュラルミンを持って
銀行にお金を預けに行く業務など、
アルバイトでもできるような仕事を
こなしていましたが、タカシは満足でした。

しかし、先輩たちは仕事の覚えが悪く
仕事の遅いタカシを迷惑に思っていたので
早く音を上げて辞めてもらいたくて
ニューヨーク市立大学の聴講生として
タカシを追い出しました。
予想通りほとんど理解できず居眠りばかりでしたので
先生も呆れて無視し続けていました。
タカシは自称パーフェクトイングリッシュとは程遠い生活を
ニューヨークで送っていたのでした。

ある日、タカシはニューヨークを歩いていると
彼に話しかけてくる女性がいました。
彼女は「ニンゲンニンハ、チ・ジョウ・イ ガ、タイセツデス」と言い始めました。
タカシは孤独だったので自分に話しかけてくれるその人に興味をもち
彼女について行くと、そこでアダルトビデオを観せられました。
タカシは興奮し・・・・いや、
ビデオの内容は韓国産のT協会のビデオでした。
タカシは引き込まれながら、オレもT協会のような大きな教団を作ったるで!と
興奮しました。
たまたま一緒に捕まっていた板前の兄さんにタカシは
「お前をオレの一番弟子にしてやるから、オレを拝め」と言い放つと
板前の兄さんは「だれがテメエみたいな無能商社マンを拝むかよ!けっ!!」
と言って、タカシを残して怒って帰って行きました。

タカシもそこからひきあげ、興奮がやまないので
アパートにコールガールを呼び、あんな事やそんな事を始めましたが
下の階にいるハーバード大学の学生が頭にきて
ホウキで天井をガンガン叩きました。
タカシはコールガールとの一夜に夢中でそれどころではありませんでした。

さて、こうしてニューヨークで遊びまくったタカシは
もちろん先輩たちの評判も良くなく
早々に日本に返されました。
日本では窓際に追いやられ、自主退社を余儀なくされたのです。

こうしてタカシは会社を辞め教団を立ち上げたのでした。

つづく(気が向いたら)