二胡メモ10 | 台湾山奥便り

二胡メモ10

冬休み中は帰国するので、今学期最後の授業だった。

嬉しいことがひとつ。音楽教室の先生のお母さん(70半ば?)が、高血圧の上、先週ずっと吐き気が続いたため、病院に検査に行った。その結果がずっと気になっていたが、教室に行ったらご本人がいつもの優しい笑顔で迎えてくれた。検査の結果、特に異常は無かったそうで・・・。ああ良かった。

新しく、ポジション移動を習った。ポジション移動することで音域が広がり、弾ける曲も増えるのだが、移動すると音が狂って仕方がない。

1)大きい音を出しましょう。小柄な私でも(先生は小柄で、とても細身)これくらいの音が出せますよ。演奏するときに、この体格はハンデがありました。私は舞台の上で、マイクなしで、ホールの一番後ろの人に聞こえるような訓練をして、大きい音が出せるようになったんです。でもあなたの身長なら努力しなくてもこれ以上の音量が出せるはず、弓を弦にもっと押し当てて、力を入れて大きい音で、でもリラックスして。

2)右手のリラックスと左手のリラックスはちょっと違います。右手は力を入れつつリラックス、左手は本当にリラックスしてください。体ガチガチですよ!

3)ポジション移動で、後半全部音が狂うから弾いてて焦るんでしょう。実は、いくつかポイントになる指さえしっかり押さえればあとは狂わないから、焦ることはないです。

4)楽器演奏には体力づくりが必要です。運動も大切です。二胡に本気で取り組むのなら、朝6時に起きてジョギングしたり水泳したりして体力をつけましょう。体力がつくと音色が変わりますよ!

・・・・・・・・・・・・・私、自慢じゃないけどかなりのインドア派で、趣味はじっとして動かないことなのに・・・スポーツの趣味とかないから、じっとしてて弾ける二胡を趣味にしたのに・・・・・・

ジョギングはともかく、大きい音を出すというのが目下の課題だ。

今回自分の二胡は、手続きが大変そうなので持って帰れず、しばらく休憩。

帰省したら、日本の楽器屋さんや、二胡教室をちょっとのぞいてみたい。