ベトナム&カンボジア旅行3 | 台湾山奥便り

ベトナム&カンボジア旅行3

<ゴムの木の森>
旅行5 6日目


夫の友達S君と、彼女が迎えに来てくれて、それぞれバイクの後ろにまたがって観光へ。

スイス人のS君は、15年くらい前に夫がベトナム旅行をした時に知り合った友達だ。一緒にサイゴンからハノイまで旅行したり、その後はスイスの実家まで遊びに行ったりと、不思議と馬が合うようだ。

長年、サイゴンでストリートチルドレンの教育の仕事などをしていたが、このたびベトナム人の彼女と一緒に工場を作ったらしい。


S君に会うのは初めてだし、英語でしゃべるの苦手だなぁと思ったけど、なんと彼女が日本語学科で、日本語が出来るので助かった。

クチトンネルや、S君の会社や工場などを案内してくれたのだが、バイクの後ろに乗って、あのカオスのようなサイゴンの渋滞をすり抜ける・・・・・・・・・ただでさえ気の小さい私は、ビクビクしながら華奢な彼女にしがみついていた。


市内からクチトンネルに行くのに3時間くらいかかったので、オシリも痛いし排気ガスで真っ黒になったけど、途中で工場に寄って、彼等の仕事の計画を聞いたり、ゴムの木の森で癒されたり、小さな屋台でフォーやバインセオを食べたり、とても面白かった。


S君が住み始めた12年くらい前は、外国人が子供と接することを政府が嫌がり、道端で子供に授業をしてて捕まったりと大変だったらしい。それでも、子供達と触れ合う仕事がとても好きでずっと続けたけど、将来のことを考えてお金も必要だから、彼女と一緒にビジネスをすることになったようだ。

こう聞くと、すごく真面目な善意の人、みたいなイメージだが、実際は冗談好きでとてもよく喋る人だ。

夫もとてもよく喋るので、もう2人でバイクの前後に乗ってずーーーーーーーっと何かしら喋っていた。


クチトンネルを見て、また戦争のことを考えたり、前の日に言われた ”日本兵の残虐行為” の話を思い出したりしたが、S君から、

「カンボジアに対して、日本はODAですごい援助をしているよね。とてもいいことだ」 と言われて、他の国の人からそう言われたことが嬉しかった。


とにかく2人は再会を喜び合い、

次、50歳くらいで、また会おう。70になったら一緒にスイスでスキーをやろう!」 という約束をしていた。サイゴンまで来て良かった。


<メコンデルタツアー>
旅行4 7日目

ツアーに参加してメコン川のボートクルーズへ。英語の説明は疲れるから、日本語ツアーにした。日本人ばかりで、しかも若い女子大生くらいの人ばっかりだった。

ボートでミルクコーヒー色のメコン川を進んでいるうちにすごい雨になり、みんな雨合羽を着てずぶぬれになりながら、馬車に乗ったり、ハチミツ農園に行ったり・・・・・・・。

ガイドさんが、1メートル半くらいあるニシキヘビを持ってきて

自由に首に巻いていいですよ」 と言ったら、なんと可愛い女子大生たちが代わる代わる楽しげに首に巻いていた。なかなかたくましい!!

私も巻いたが、ひんやりしてて不思議な肌触りで、意外にも全くこわくなかった。


雨に降られなければもっと良かったけど、ココナッツキャンディ工場で出来たてを食べたら病みつきになったし、ジャングルの中を歩いたり、ボートに乗ったりするのも面白かった。


市内に戻ったころに天気がよくなる。

6時ごろにはホテルに戻れたので、シャワーを浴びたあと、もう一度ドンコイ通りを歩いてショッピング。

更に夜食としてホテル側のイタリアンで食事。ポテトにチーズとベーコンをはさんで丸焼きにしたやつ・・・美味い。


8日目


飛行機が昼過ぎだったので、朝、大好きなパンケーキの食べ納めをして、ホテルの近くで ”残ったベトナムドンを清算する” と称して買い物・・・・・・。


それにしてもベトナムのお金は、やったら単位が大きい。最初はいちいち日本円に換算して考えたり、値切ったりしてたけど、そのうち何がなんだかわからなくなってしまった。お店でも、ドルなら○○ドル、ドンなら○○ドンという風に2種類言われるけど、もう最後に使い切る際は、

「手持ちに○○ドルあるので・・・のこりをドンで支払うといくら?」 なんてやって、安いんだかなんだかよく分からなかった。


買い物の観点から言うと、ベトナムの方が”日本人好み” なお洒落雑貨が多いけど、結局日本人好みのは値段も日本的だ。カンボジアのアジアン雑貨の方が、値段は安いし、店員さんも激しくないので買いやすい。


8日間、充実してたからかあっという間に過ぎた。そしてよく食べた・・・・・。