ベトナム&カンボジア旅行2 | 台湾山奥便り

ベトナム&カンボジア旅行2

<ロイヤルパレス>
旅行6 4日目


ワゴンで観光へ行く。インド人ご夫妻は5つ星のカンボジアーナホテルに泊まっていて、とっても素敵なホテルだそう。頼んだツアーはホテルランクによって値段が違うのだが、2泊で1人50ドル足せばカンボジアーナに泊まれたようだ。次行った時は泊まってみたい。


市内にあるロイヤルパレス(王宮)を見学した。国王が住んでいるが拝観可能だ。一歩中に入ると、豪華な建物が色々建っていて、あーー異国の地に来たという感じ。でも何故かディズニーランドを思い出した。銀のタイルが敷き詰められたシルバーパゴダや、金で出来た王様の衣装など、この旅行で一番”私は今観光している!”と実感した場所。


写真を撮りまくって王宮を出たら、インド人夫妻のデジカメが”カードエラー”で画像を読み込めなくなって大慌てする。昨日から、撮りためたアンコールワットや他の場所の写真を見せてくれ、「素敵な写真をたくさん撮ったのよ~」と嬉しそうだったのに・・・・。キャノンのデジカメで、幸いあちこちにキャノンショップがあったので、その一軒に入ったのだが、このカードはもう使えないとのこと。あんまりがっくりしてたので見てられなかった。

それで、ここからはご夫婦分の写真もうちのカメラで撮って、後でCDに焼いてマレーシアに送ることにした。


<ワットプノン>
旅行8 ワットプノンには、物乞いの人がたくさんいた。さっきまで見ていた王宮の中の豪華さと、街角で物乞いをする人とのギャップに戸惑う。地雷被害に遭った様な人たちも、子供たちも居た。夫はバックパッカー時代、こういうときに絶対お金を渡さなかったけど、今はできることをしようという考えに変わったらしく、すこしずつ渡していた。


ワットプノン後、ポル・ポト時代の刑務所であるトゥールスレン博物館へ行く。実際の拷問部屋、死体や膨大な犠牲者の写真を見て苦しくなる。キリング・フィールドでは、数千個の頭蓋骨が積み上げられた塔、虐殺が繰り広げられた場所などを見ながら、ガイドのナラさんの話を聞く。

ナラさんも、実は若いとき、ポルポト派の拷問を受けたことがあるらしい。当時、貧しくて、食べるものが何もなかったので、ゴキブリなどの虫を食べて生きていたこと、ある時腹痛で仕事を休んだことで、ムチ打ちなどの拷問を受けた・・・ということをとても淡々と語った。言葉にならなかった。


更にショックだったのは、帰りのワゴンで、ナラさんとインド人のお父さんが戦争の話をしていて、その話から”日本兵の残虐行為” について及んだとき・・・。私達が後ろで寝ていたからか、何の気なしに言ったのか、とにかくその英語の内容も、私にはあまり分からなかったのだが、物凄く悲しい気持ちになった。

戦争のことについて考えさせられた一日。


<プノンペンのデパート>
旅行9 5日目

お昼に迎えが来るまで、自由行動。セントラルマーケットまで歩いてお土産物を見る。地元の人や観光客で賑わい、宝石から日用品まであらゆるものが揃っている。台湾の玉市と一緒で、私には宝石の見極めは出来ないけど、見ているだけで楽しい。カンボジアはルビーとサファイアが有名らしい。そういえば昨日のインド人お母さんも、「素晴らしいサファイアを安く買った」 と言っていた。素晴らしくないけど可愛らしいルビーのブレスレットを買う。シャラシャラ揺れててカンボジアっぽい(?)


プノンペンの建物には、カンボジア語の下に中国語が書いてあったり、ツアーで行ったレストランも中華で、中華の影響を受けてると思ったけど、市場でも中国語が通じた。

サイゴンのベンタイン市場に比べて、物価も安いし、店員さんもシャイな感じだ。ベンタインでは、”オネーサンオネーサン” と腕を引っ張られたりして落ち着かなかったが、ここセントラルマーケットでは色々と買った。

サイゴンのあちこちで”タンタンインベトナム” って書いたタンタンTシャツを売ってたが、カンボジアでは”タンタンAUカンボジア”ってのがたくさんあった。可愛かったので買う。

他にはスパンコールの刺繍カバンとか。


プノンペンの日差しは強烈だ。高雄も暑いが、湿気が高い分、じっとり汗をかく感じ。プノンペンは全く違って、まさにジリジリ焼ける感じで、日焼け止めを塗ってても、街中をあるいた30分くらいで顔が真っ赤になって痒くなった。


ベトナムに向かうバスでは、乗り合わせた何人かと話す。日本で英語教師をやってるというカナダ人女性、おばあさんのお見舞いに行くという歯学部一年生のカンボジア青年、あとは出張で来た台湾人ビジネスマン。

この台湾の人は、日本語もペラペラで、日本の商社マンらしい人も一緒だった。

ベトナムには日本人観光客が沢山いるけど、カンボジアには出張で来てる日本人が沢山いた。


サイゴンに戻って歩いていたら、なんと中国語クラスの南アフリカ人クラスメートに会う。もう1月ベトナムに滞在しているらしい。なんでここに居るの?世界は狭いね!と興奮してしまった。


夜8時に、ホテルまで夫の友達と、その彼女が迎えに来てくれる。

ベンタイン市場の近くで夕食。明日は、クチトンネルを案内してくれるという。

くたくたに疲れたけど、夫の友達はいい人で、2人とも再会を大喜びしていた。明日が楽しみ。