クラスのサンタクロース
私たちの中国語学校の先生は、とても若い。
大学を出たばかりの女性で、日本語もできるし、優しくて皆に親切だ。
みんなのためを思って一生懸命なのが分かるし、とてもいい先生だと思う。
とはいっても、とても若いので、
教え子のアメリカ人Kさんが、白髪交じりのヒゲを蓄えているのが、おじいちゃんに見えているらしい。
全く悪気なく、
「○○さんは、サンタクロースに似ていますね。」 とニコニコして言ったりする・・・。
そのたびに、サービス精神旺盛なKさんは、
「フォッフォッフォッ」 とかサンタクロースのマネらしきことをするのだけど
彼はまだ50半ばなんだよね・・・。
よくよく発言を聞いてると
「ビンロウ辣妹妹はセクシーだよ!」 (ビンロウ売りのお姉さん) とか、まだまだ現役?なのだ。
それなのに・・・
同じく20代前半のフランス人の子にも、ロールプレイング ”夫婦の会話” で
「親愛的(ダーリン)、あなたもう歳なんだから、すこしは運動したら?」 とか、歳、歳、言われてちょっと気の毒な・・・。
こないだも、サンタクロース扱いされて、微苦笑しているのが見えたので、向こう側から
(そうですよね、まだまだ若いのに・・・) というまなざしで見つめてしまった。
まあ、
「いやいやいや、まだKさんは若いじゃないですかー」 と私が言うのもヘンだし・・・
いやー、私も20ちょっとの時、そういうこと言ってたかもねー。若い女性は、無邪気でちょっぴり残酷だったりする・・・