台湾の病院で検査 | 台湾山奥便り

台湾の病院で検査

今週ずっと、ひどく風邪を引いて、寝込んでいた。学校も、日本語の授業も、ボートの練習もお休みだ。

くしゃみが止まらず、喉が痛み、背中が痛んでしょうがない。


私は、疲れたり、風邪を引いたとき、いつも背中の左側がボンヤリと痛くなり、シップ貼ったり、叩いたり指圧したりするのだけど全く治らない。


7年ほど前から、小さい腎臓結石があるので、ひょっとして、石が大きくなったり、何か別の原因があるのかも、と夫に強く勧められたので、病院に行くことにした。


海外の病院で検査ってなんだか怖くて、症状を説明できる自信もないし、大変だなぁ、と思ったけど、日本の健康保険もないし、検査となったら台湾で受けるしかない。


急きょ、友達についてきてもらって、キョウさんのタクシーに乗って大きな大学病院に行ったのだけど、普通に”夜の部” っていうのがあって、夕方6時からも診察可能だったので助かった。


そして、お医者さんに、


「腎臓結石が7年前からあって・・・今は風邪を引いてて、とても風邪を引きやすいし、疲れやすいし、そうすると決まって左の背中が痛くなるのだけど、腎臓に何か問題があるのでは?」 という主旨を紙に書いて説明したら、


やさしそうなお医者さんは


「分かりました。じゃ、まず、レントゲン検査、それから超音波検査をしましょう。風邪は、別途、薬を出しましょう」 とすぐ手配してくれ、


レントゲン室に行ってレントゲン、行って戻ってきたら、もうオンラインで画像が病室に表示されていた。


超音波も、隣の病室に設備があって、


「ちょっと冷たいよー」 と言われ、画像を見せてもらいながら


「腎臓は、異常なし!綺麗なものです。石は、左右に確かにあるけど、すごく小さいもので、これなら処置はいらないですよ。背中の痛みはどこ?ここなら、腎臓とは関係ないでしょう・・・。多分、姿勢のクセからくる筋肉痛ですね!」


もう、ものすごい快速で診断してくれ、病院に行ってから、検査して風邪薬ももらって

病院から出てくるまで、わずか1時間半!!!混んでなかったからかもしれないけど、すごく早かった。


検査費も、薬も合わせて、全部で350元(1300円) だった。


待合室では、キョウさんまで心配顔で待っててくれた。

「いいよ、いいよ、病院のタクシーの人たちとおしゃべりしてたから。それより大丈夫?」

「姿勢のクセからくる筋肉痛」 だと友達から告げてもらうと、


「良かった・・・・・・。きちんと運動しなさい」 だって。だんだんと父親化してきたキョウさん。



それにしても、この病院は、医療設備って最先端だと思う。建物もホテルみたいに綺麗で清潔だし。

日本の大学病院で検査といえば、1日がかりで、待合室で何時間も待たされたり、検査結果は1週間後・・・だったけど、検査というものが、こんな快速で、安くできるなんて。



とりあえず、慢性的に不安だった石も問題なかったし、気持ちも軽くなった。


楽しみにしていた来週のドラゴンボートは、こんな様子じゃ出れそうにないので、ちょっとしょんぼりしているのだけど・・・。