中国語で笑い話
毎週、口頭発表があるのだけど、今回のお題は 「 笑い話を、2つする 」 だった。
これが、史上最強に難しいお題で、何を話せばいいか、考えれば考えるほど分からない。
夜、必死で考え込んでる真面目な私を見て、そういうのが得意な夫が、
「そんな真剣に取り組む時点で、すでにその話が面白くないって分かるよ!その姿こそ笑える!」 と笑い出し、
夫相手に練習したけど、
「うっわー・・・・・・・びっくりするほど面白くないねぇ・・・・・・・・・」 とダメ出しされた。
できる人には、できない人の気持ちなんか分かんないのだ。
いやー、クラスメートと比べて、普通の発表でさえも、発表下手だわ、と感じるのに。
”笑い話” だなんて・・・。しかも中国語で・・・・・。
悩んだ末に、学校へ出かけたら、授業前に日本人のクラスメートが渋い顔で
「今日のテーマ、めっちゃ難しいよねー・・・。笑い話なんてしたことないよ!」
彼はもともとクールで、およそ笑い話とは縁のないタイプなのだ。うんうん、分かる分かる。
そして、全員が発表したけど、みんな四苦八苦していて、どの笑い話も、
びっくりするほど面白くなかった。
大体、初級レベルなので、お互いの中国語の意味さえ分かんなかったりするんだから。
もちろん、私の笑い話は、自分のブログに書くのもはばかられるくらい受けなかった。
私よりマシだったけど、トルコ人W君は、
”トルコ人がアメリカへ行った笑い話” をして、フランス人のSちゃんに真顔で
「それは、どこらへんが面白いの?」 と聞かれていた。
Sちゃんの笑い話の一つは、悲しすぎて、笑っていいのか悪いのかが分からなかった。
彼女は
「フランス語で聞けば面白いのよ!フランス人は悲しい話が好きなの!」 と弁解していたが。
でも、Sちゃんのもう一つの笑い話は、あの中では、一番優秀だったと思う。
「ある人が、病院に行きました。お医者さんに、”お腹を押すと、お腹が痛む。足を押すと、足が痛む。腕を押すと腕が、鼻を押すと、鼻が痛む。いったい何が原因でしょう?”
お医者さんは、深く頷いて、
”それは、あなたの指に問題があるのです” といいました。」
・・・・・どう?