先週の金曜日、社長の肝いりで始まった”新卒社員による社内プロジェクト”のミーティングがあった。これは、2006年に新卒、もしくは新卒に近い形で入社した社員に対して、社長が”業務ではないがボランティアで”やってみないかと言って始まった、半ば強制的なプロジェクトだ。その内容は、「お客様にも提供できるような、自社の新人育成研修」制度の構築。このプロジェクトは、元々あまり交流がない新入社員同士、同期同士がもっと交流をし、一緒になって何かに取り組むことができるようにと、社長に仕向けられた感がある。が、この集まりは、上司の目も届かず、自分たちが思うようにできるので、責任は重いがある意味押さえつけられるものもなく、今のところは伸び伸びと取り組んでいる。

このプロジェクトの話し合いの中で、現在の新人がそれぞれ日々感じている課題を出し合う機会があった。つまり、そのような日々感じる課題を抽出することで、自分たちに何が足りてなくて、それが研修をもって補強しうるものなのかということを模索した。周りの人間の話を聴いていると、なるほど、実は皆それぞれ似たようなところで躓いているのだな、ということに気づいた。それを知ることができたことは少し救いだった。私は1人ではない。

その話し合いのプロセスの中で、ある人が意味深な言葉を口にしていた。


今仕事をしていて、自分たちの仕事は派遣がやることと変わらないような気がする。
この会社は本当に新人を育てる気があるのかわからない。
今この様な仕事をしたら、将来こういうことができるというヴィジョンがないから、
すごくぼやける。今はただ、事務処理をしているだけ。



もちろん、そんなものは自分でどうにかしろ、と言われればそれまでかもしれない。何でも会社が用意してくれるものではない。ただ、派遣社員を馬鹿にするわけではないが、私たちが現実に今行っていることは、派遣社員のそれと同じ、いや、事務処理能力に長けている派遣社員から比べればそれ以下の仕事でしかない。新卒の社員を会社として始めて迎え入れて、会社のコア人材になるように育てたい・・・言うは易し、行うは難し。現状、社内業務すら満足に定型化できておらず、個人の能力に頼っていて、専門性の欠片もないような会社に、新卒の社員を育てる余力はない。しかし、雇っているからには、何かをやらせなければならない。よって、結局のところ、アルバイトのような事務作業をやらせることになる。

確かに、自分でどうにかしていかなければならないことはわかっている。ただ、どうしてだろう、そこまでのモチベーションがまったく湧いてこないのだ。


何かが違う・・・何かが違うのだ・・・