今日は統一地方選挙の前哨戦。私の住んでいる神奈川県でも選挙があった。県知事と市議会。全国の注目区でも知事選があったりした。それについて触れることもできるのだが、あえて今日は私の現在関わっている選挙活動についてちょっと触れたい。

私は今、以前にインターンをしていた区議会議員に請われて、ある区議会議員選挙に初挑戦している候補の運動を手伝っている。この候補、実は私と同じで今年26歳なのである。しかも今年の3月に大学院を卒業したばかりで社会人経験がない。正直言って、社会人一年目である自分が言えることでもないのかもしれないが、非常に「学生気分」が抜けない候補者である。運動員のマネージメントにしても、セルフマネージメントにしても・・・学生としても特に集団で行う学生の活動に関わってきたというわけでもないので、スペック的には落ちるのだろう、なので学生だからというのもあるが、そもそもこうしたPM的なことを不得手とする人なのだ。

さて、そんな候補者の活動を、たまにイライラすることがありながら手伝っている私である。3月は忙しくてあまり手伝うことはできなかったが、4月の統一地方選挙本番を目の前にして、再びこの候補者の運動を手伝っている。今日久しぶりに運動の手伝いをしようと連絡をしてみると・・・なんと選挙事務所を借りたという。


これまでは、事務所は借りないということだったが、どうしたことかと聞いてみると、なんと地元の有力者の支援を得ることになったのだという。しかしこの支援者、若干曲者なのである。元議員なのであるが、現在公民権剥奪中・・・はい、ここで勘の良い人はそれが何を意味しているかわかりますよね・・・正直驚いた。私もお世話になった議員とまったく面識のない、いや党派も違えば仲が悪いという人物の支援を受けるというのだ。


政治の世界とはつくづく怖いものだ。

それは、候補者自身がその気はなくとも、周りが色々なしがらみを持ちながら状況変化させていく。政治の世界に身を投じれば、甘い誘いから脅迫まで非常にあらゆるところで誘惑が多い。もちろんそれが直接本人に対してネガティブに働かない場合もある。それが本人の足を引っ張ることばかりではない。しかし、どこでなにが候補者を抜け出すことのできない沼に引きずり込むかわからない・・・

それは、社会人経験のない、ちょっと頼りない所のある若い人物だったら尚更のこと。


本人や近い支持者は、選挙の時だけ協力を仰いで、終わったら切れば(距離を置けばよい)というが・・・そんなに簡単なものなのか。もっとも、選挙に受かるという至上命題を貫徹することを思えば、心を鬼にしなければならないところはある。しかし、コストとベネフィットを考えた時、これは良い結果を生むだろうか。

政治がなぜしがらみしがらみと言われるか・・・それは選挙の時に恩を打った関係者が大勢いるからこそ生まれるものだ。


政治の世界の中で、食うか食われるか、裏切るか裏切られるか、というのは日常茶飯事である。そんな世界の一端を垣間見た気がする。この政治ドラマがどのような完結を迎えるのか、私はある種傍観者として、楽しみすら持ちながら眺めてみたりもするのである。