ナイジェリアとの関係性で以前の記事にも書いたが、中国は本気でアフリカ大陸に食指を延ばしてきている。この外交努力と、アフリカに中国が訴える力の大きさには正直驚いている。アンゴラ、ジンバブエ、そして悪名高きスーダンとの関係など、目ぼしく報道されているだけでも相当な数の国とエネルギー関係の提携を結んでいる。(もっとも、ここまで注目されて欧米系のメディアで取り上げられているということは、こういう状況に少なくともBBCは警鐘を鳴らしたいからであろう。詳細は忘れたが、先日の日経新聞にも特集として中国のアフリカ資源外交というものは組まれていた。)特筆すべきは、多くの国で特に欧米諸国との関係が悪い国に付け入り、関係を強化するという戦略だ。
これまでの開発援助の経験から、人権や汚職などの問題でかなり多くの注文をつける欧米諸国や国際機関系の援助は、アフリカ諸国にとっては受け入れがたいものも多い。それは既得権益が侵されるという理由からだ。現在権力を握っている層にしてみれば、中国との友好関係を築く事により、自らの地位を安定させ、あわよくば権力を増強し、国もある程度発展させる事ができるかもしれない。それによって事実上の正統性を得て、権力に居座る事ができる・・・中国の戦略はRealisticで非常に巧妙である。
国の発展が優先されるのか、それとも人権や民主主義、汚職の払拭といったようなことも同じように考慮されるべきなのか、それに関する議論に終わりは無いように思う。結局のところ、どちらも必要なのだから。中国がイデオロギー的なことは無視して、金や安い工業製品をつぎ込む事は短期的にアフリカ経済を潤わすかもしれない。しかし一般市民はその利益を享受することは難しいかもしれない。潤った資金は武器購入に回され、特定の市民だけが反映を享受し、汚職が蔓延した先に待っているものは政治的・社会的不安定なのかもしれない。
失敗もしてきたが、欧米・日等が取り組んできた開発援助の経験というものは、それ自体無駄なものではないはずだ。それを旧冷戦構造の再来かのように足並みを乱し、ともすれば不のスパイラルを生み出しかねない中国の国益中心主義・・・非常に巧妙だと思うが、それで良いのかと考えてしまうのは恐らく私だけではないだろう。
これまでの開発援助の経験から、人権や汚職などの問題でかなり多くの注文をつける欧米諸国や国際機関系の援助は、アフリカ諸国にとっては受け入れがたいものも多い。それは既得権益が侵されるという理由からだ。現在権力を握っている層にしてみれば、中国との友好関係を築く事により、自らの地位を安定させ、あわよくば権力を増強し、国もある程度発展させる事ができるかもしれない。それによって事実上の正統性を得て、権力に居座る事ができる・・・中国の戦略はRealisticで非常に巧妙である。
国の発展が優先されるのか、それとも人権や民主主義、汚職の払拭といったようなことも同じように考慮されるべきなのか、それに関する議論に終わりは無いように思う。結局のところ、どちらも必要なのだから。中国がイデオロギー的なことは無視して、金や安い工業製品をつぎ込む事は短期的にアフリカ経済を潤わすかもしれない。しかし一般市民はその利益を享受することは難しいかもしれない。潤った資金は武器購入に回され、特定の市民だけが反映を享受し、汚職が蔓延した先に待っているものは政治的・社会的不安定なのかもしれない。
失敗もしてきたが、欧米・日等が取り組んできた開発援助の経験というものは、それ自体無駄なものではないはずだ。それを旧冷戦構造の再来かのように足並みを乱し、ともすれば不のスパイラルを生み出しかねない中国の国益中心主義・・・非常に巧妙だと思うが、それで良いのかと考えてしまうのは恐らく私だけではないだろう。