素敵な匂いの雨の日には
買ったばかりの詩集手に
少しだけ急な階段を下り
挽きたて淹れたての珈琲

温かい照明と太い梁の肌
琥珀色の時間が歩いてる
煙草のけむりも緩やかに
中也の言葉が世界を開く

雨が潤すひとときの休息
深い珈琲が穏やかに香る
雨が導いた秘密の場所で
山羊の歌がそっと伝わる