ジャンスマのライブに行くのは新潟大学の学園祭のライブ以来なのでもうかれこれ18年くらいぶりだろうか、とにかく楽しみでしょうがなかった。
当時は働き始めで仕事が忙しく、ライブに行く時間が全くなかった。地元なら行けると思ってなんとかして行ったのを覚えている。
自分も同じだけ年月を過ごし、どうなることかと思ったがライブが始まった瞬間震えがとまらなかった。
一曲目、片思い。イクノフの歌声に目から涙がこみあげてきた。ここ最近、ライブには沢山行っているが正直ライブで泣いたのは初めてかもしれない。当時の記憶や懐かしさが蘇りシンクロしたのもあるがそれとはまた別の何かが胸の奥の方からこみあげてきた。
何年経ってもジャンスマサウンドは色褪せることなく嫌なくらいに僕の心の中にスッーと入ってきていい意味で自分が壊れてしまいそうになる。繊細な歌詞と透き通るようなイクノフの声にいさおちゃんの天才的なメロディがマッチして最高なものになる。こんなにも共感を通り越して身体にしみこんでくる歌い手はそういない。それは一曲一曲を大切に、魂を擦り込んで歌っているからなんだろうか、そんな気がした。
今回のライブは年月を経ているせいか少し余裕が見えとても楽しそうに歌っている感じがしてよかった。長い時が過ぎ、全盛期よりもさらに磨きがかかったサウンドに変化していた。ジャンスマポップのライブDVDではイクノフの歌は聞いていて切ないを通り越して見ていて痛いくらいで、全身全霊をかけて歌っていて魂が尽きた感じがして、見ていてとても心配だったから。
おまけで付いてきたCDでも言っていたが色んなところで歌い、お互いが別の環境で違う時間を過ごし、そういった中でまたバンドのメンバーもそうだが再び巡り会ったのからだからかもしれない。
今度はいつ逢えるかはわからないけど5年後でも10年後でもまた逢いにいきたいな。
僕はジャンスマにずっと片思いしているかもしれない。おなじ時、おなじ星の下で・・・。