先日はシメチジンユーザーの皆さまに

ご協力を呼びかけておきながら

その後今日まで

消えてしまい大変申し訳ありませんでした!


言い訳になりますが…

昨日やっと退院できまして

病棟内wifiが使えないため

途中で経過報告も

せっかくご連絡くださった方への返信も

できなくなってしまい

本当に失礼しました。


シメチジンですが

製造中止が決まったことにより

PFAPAなどで使用するタガメットなど

シメチジンを原材料とする薬剤の

製造中止と出荷調整が行われており

薬局での在庫不足、処方数の制限が起きていて

入手しにくい状況が続いています。

シメチジンの使用頻度が高い

小児科、整形外科など複数の学会が

製造中止の撤回と製造再開を求めて

製薬会社と協議をしてきましたが

薬値の低さにより採算が取れないなど

幾つかの理由で全て拒否。

6月30日にシメチジン製造中止の最終決定が行われることが決まっていたため

すでなか時間の余裕がなく

最終手段である「患者会の嘆願書」と患者患者家族からの要望書を厚労大臣あてに提出し

一時的に「製造中止を中止」に持ち込み

厚労省から製薬会社に製造中止による患者の不利益が起こらないように指導してもらい

製薬会社に再び各学会などと交渉を再開してもらうという状況にするしか方法がなく

シメチジンを使用している

患者、患者家族様のご協力をお願いした次第です


患者会名義&代表名義の嘆願書は私が書けるのですが、当事者の皆さま、患者家族様の切実な願いとシメチジンの必要性を訴えていただく必要がありました。

おかげさまで数名の方にご協力いただき

6月20日に、第一回嘆願書を無事厚労大臣宛に提出、受理していただくことができました。

また既に第二回嘆願書も提出済みです。


提出した患者会名義の嘆願書と患者、患者、家族の要望書の2つが揃ったことで厚労省も動き出し現在、各学会と日本医師会薬事審議会が製薬会社と協議を再開しています。


現在の状況としましては

シメチジンの製造中止最終決定はストップしています。

製造は止まっていますが製薬会社に原材料在庫が2026年6月まで出荷可能な量が保存されています。

よって出荷調整製造調整を行いながらですが、タガメットなどシメチジンを原材料とする薬剤もしばらくは完全になくなると言うはない

ということです。


各学会と日本医師会は製薬会社との交渉を継続

患者会はしばらく定期的に厚労省に嘆願書を提出


と、それぞれ分担してそれぞれ動いていくことになりました。


シメチジン(タガメット)がないのならば

ファモチジン(ガスター)で代用すれば良い

との意見も出ているようですが、

自己炎症学会ではPFAPAに対する治療薬で

ファモチジンの有効性は照明できず

シメチジンしか有効性を認めておりません。

よって、ファモチジンはシメチジンの

代用薬にはなり得ないとの見解の

意見書を提出しています。

今回協力して書いてくださった要望書の中にも

ファモチジンの効果がなく

シメチジンしか効果がない

現在、シメチジンのおかげで患児のQOLが上がり

患者家族も発熱発作による仕事や日常生活への負担が減って救われている

といった内容を書いてくださった方もおり

自己学会の意見書と内容がリンクし

とても説得力のある切実な思いが綴られていて

製造再開へ向けての説得を行うための

最大の武器となっています。


皆さまのおかげで現在シメチジンを

利用している方だけではなく

将来、これからもしかしたら発症するかもしれない患者に必要な薬と治療を

守ることができそうです。

ご協力いただき本当にありがとうございました。

心より感謝いたします。


まだ交渉は続いていますし

しばらく油断はできませんが

患者会としても、厚労省に対して継続して活動していきますので今後とも、皆様のお力お貸しいただけますようなにとぞよろしくお願いいたします。

なお、自己炎症学会と自己炎症研究班からは

議員やメディアを通じての製造再開を訴えるとの活動は今しばらく控えるよう要請が来ています。

皆様にもその点ご理解ご了承いただけますと助かります



入院中だったこともあり

ご報告が遅れて大変申し訳ありませんでした。