昨日の続き


時代の流れを感じるのはPCだけでなく、

劇中で行われている行為や使われている用語、

これらの訳語の使い方にも見られます。


私の立場で具体的なことは書けないので割愛しますが、

今では当然の薬剤も、当時は未だ発売されていなかったのかな…とか、

そこでその器具は…とか、

その検査の前にあの検査を…とか、

見ていてリアルに歴史を感じます。


しかし、これが逆に医療考証がしっかりされていることの証で、

この作品の後に作られた医療系ドラマが、それまでに比べて

当然のようにリアリティを追及するようになったきっかけだと思えます。


例えば、ERに出演していた某出演者は、役作りのため実際にインターン研修を受けたそうで

(法的に可能な範囲で)、プライベートな時間に偶然に遭遇した自動車事故の要救助者の

応急処置を完璧にしていたそうです。


劇中に出てくる言葉、特に業界用語の使い方も、それまでの作品とは

比べものにならず、シーズンを重ねる毎、時代を経る毎、新しく

世に出た業界用語(治療法、器具等の固有名詞等々)が、随時取り入れられています。

が、初出時、日本でに知名度が低いために意訳されて登場したものもあります。


例えば「トリアージ」、これは救急医療での治療順の優先順位づけの事で、

初期の劇中では「選別」と訳されていました。

間違いではありませんが、トリアージの知名度が上がると共に、劇中でも

「トリアージ」で出てくるようになりました。


本邦でトリアージの重要性が認識されたのが1995年の阪神大震災と、地下鉄サリン事件と

記憶しています。

阪神大震災当時、トリアージタグを使用している現地医療機関はほとんどなく、

存在していても使用に不慣れで有効的に使用されなかったと聞いたことがあります。


最近の医療系ドラマでは、必要に応じて当然のように目にします。

このあたりでも時代の流れを感じずにはいられません。



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