また この季節が巡ってきた



新しい命が芽吹き 
スクスクと成長していく様をみるのは
実に心地いい

が… 反面 命の選択を迫られる
心苦しい季節でもある

猫の額程の小さな庭に
今年も 雑草と言う部類に括られる
小さな草花が芽吹いた

本当は このまま あるがままの姿で
放置しておきたいのだが
防犯上 最低限の整備はしないと
拙かろうことも事実

悩んだ末に 
花や蕾を付けているものは
花が終わるまでそのままに
蕾を付ける前のものや
ただの草と思われるものは排除した
(一体誰が優劣を付けるのだろう…)

それでも まだまだ荒れ放題の庭
側から見たら ただの荒屋

物言わぬモノにも
何らかの命が宿っている気がして
なかなか捨てられないと言い訳しながら
今日も怠けて生きている