また パラレルワールドを移動したらしい

いつも それに気付くのは
娘との記憶の相違

単純に 女同士
会話が多いというだけではない

恐らくは お互いに
何かに気付かせる 
鏡の様な役割なのだろう

娘は 昔 腹痛で
救急外来を受診したことがある
と言うが 私にそんな記憶はない

お前が私に興味がないだけ

と娘は言うが
腐っても親だ そんな訳はなかろう

反対に 息子が骨折をしたことを
娘は知らないと言う

それは 私が弟に興味がないからだ

と娘は言うが そんな訳はなかろう
どんなに興味がなくても
腕にギプスを巻いていれば
嫌でも記憶に残るだろうに…

息子に確かめようにも
怖くて出来ない

もし 息子に骨折なんてしていない
と言われたら
私は私に認知症の診断を
下さなければならなくなる

この世界は
10数年前に私がいた世界とは違う

これは 私だけの胸に
納めておくべき事なのだろう
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル