近所のデパートの鮮魚売り場にですね、舌平目(フラ語でsole・"靴の底"w)が売ってたんです。
しかも大きくて立派なんです。
さらになんと60%オフ。
なにその割引率。
賞味期限昨日とかやないやろな、と見ても明日までだし、別にそこまで大幅値下げしなくてもよさそうなのになぜか60%オフ。
この時ね、躊躇したんです。一匹にしようか二匹にしようか。
なんでかというと、一度タラの切り身を西京焼きにした時、子供達のウケが大層悪く、結局私が3人分食べることになったんです。普通のタラだしね、もしゃもしゃした食感がよくなかったようです。
銀ダラならね、ほいほい喜んで食べるんですが、そんな脂も乗ってないので一人でもしゃもしゃして辛かったんです。西京焼き好きなのに…。
そんな苦い思い出があったので、いくら舌平目でも1匹半も食べるのは辛いだろうと、400gちょいのを一匹にしました。
37.60フランが15フランに!すげー。
んで、ぶつ切りにして醤油と生姜で甘辛く煮付けてみました。
こういう時ね、母のサガなんでしょうか、真ん中の盛り上がった美味しそうな部分を子供達に分けてしまうんですね。本心はめちゃくちゃ食べたいのに。。。
で、自分はというと尻尾に近い部分とか頭の部分とか引き受けちゃったり。
確かにね、そこにも身はあるし?食べれますよ。美味しいですよ。
でもさ、やっぱり一番のピークは真ん中なわけで。
子供達が食べるのを見ながら、
「これキライ…」とスッと皿を押す子供達に「えー?美味しいのにー、しゃあないなぁ〜」と
ほくそ笑みながら食べるという妄想を何度もしてたんですが、
こういう時に限って
「これ美味しい〜」
「ここも食べれるの〜?」
と食べちゃうんですね。もちろん嬉しいんですよ。
しかしやっぱり2匹買っておけば良かったと後悔。
骨が沢山で敬遠されたエンガワはありがたくいただきましたがね。
それにしても魚の種類が格段に少なく、さらにお高いこのスイスにおいて舌平目が60%オフなんてびっくりしましたよ。ほんと何があったんだろ?
また60%オフやってくれへんかなー?