ワンマンライブの記事の、追記という形で書かせていただきます。
始めにお伝えしておきます、ものすごく不快に思う方もいると思う記事です。
それでも、もうこれは伝えなければ何も変わっていかないと思ったので書きます。
昨日のワンマンは音楽としての内容は、思い描いていた以上のものが出来上がって、ものすごくいいものだったと思います!
弾いていて、歌っていて、空気と一緒に溶け込む感じと
その中でも「存在感のある自分」を
確かに 音楽の中 に感じました。
さらなるステップアップの手応えも感じました。
ライブは生もの。ナマモノ。イキモノ。
その瞬間しかないのです。
だからこそ、限りある時間と、苦労して稼いだお金を使って会場に来てくれた方全員に
「いいライブだった」
「楽しかった」
って、気持ちよく帰ってほしいんです。
そうあるべきなんです。
そうするためだけに、あたしも、スタッフをしてくれた方々も、会場の方々も、長い時間をかけて準備をしてきたんです。
今日、ワンマンライブを終えて
幸せだー!!って気持ちだけでブログを書きたかったんですが…そうもいかなくなってしまったので、しっかり書きたいと思います。
今までのライブでも、同じようなことを思ったりしていたけれど、特に気になる人に個人的に声をかけて対応してきました。
全員じゃないし、当てはまらない人が読んだら不快になる内容なんてブログやSNSに書くことじゃないんじゃないか、と、そんな風に思っていた自分に、昨日は心底、腹が立ちました。
来てくれていた方の大半は思ったと思うんです。
すごくうるさかった。
MC中の、空気の読めない大声での野次。
正直、何が楽しいのかわからない。
音楽を楽しみに来たんじゃないのか、と問いたい。
楽しみ方は人それぞれだし
正しい楽しみ方なんてものは、実際に、ない。
でも、「ふさわしくない」は存在すると思う。
終演後、サインをしながらみんなに「楽しかった?」って聞いた。
だいたいの人が「楽しかった!いいステージだった!!…けど」と続けた。
あのね。
MC含めて、ライブです。
アーティストが表現のひとつとして作り上げるものです。
自分の言動ひとつで、その場にいた沢山の人の楽しみを奪うということを覚えておいてほしい。
昨日のワンマンライブは、事前にお伝えしていた通り、DVD化されます。
撮影をお願いして長野から駆けつけてくれたカメラマンさんが撮った映像の中に
全員がたきざわさとみだけを聴きに来たはずのワンマンライブなのに
野次を飛ばされるあたしが映っています。
想像してください。
自分の最も好きな人が、同じことをされている姿を。
何も感じないというならば、自分がそうされたところを想像してください。
絶対に嫌な気持ちになるはずだから。
あたしが嫌だったのは
楽しみにしてくれていた人が心から楽しんで帰ることが出来なかったことです。
DVD化を楽しみにしてくれている人が
嫌な気持ちになるかも…と不安を抱えてしまうことです。
今後も同じことが繰り返されていくことです。
だって、昨日のことだけじゃない。
他の人のライブに行っても、よく見かけます。
どう考えても今じゃないでしょっていうタイミングでの「えーーーーー!!!!!!」っていう叫び声。
どういう心理なのかと直接聞いたことがあります。
「○○ちゃんだからいいんだよ」と、大体の人が言いました。
いいわけがないだろうが。
更に。
それを、なぜか一致団結してやっている方たち、いませんか?
それ、集団いじめですよ。
「嫌だ」「やめて」となかなか言えない人がこの世の中に沢山いることを知ってください。
嫌だと言われても、やめてと言われても、嫌な顔されても、それを面白がっていじっている人もいます。
自分を客観的に見てください。
恥ずかしくないですか?
自分が思い描いていた大人の姿ですか?
上に書いた一連の流れ、思っているのはあたしひとりじゃないことは確かです。
音楽が好きだ。
ステージに立つのが好きだ。
そうやって活動している中で
こんな嫌な思いするならもうやりたくない
と、辞めていった人たち
沢山見てきました。
そのくらいで辞めるなら向いてないんだよ!
なんて一言でまとめないでほしい。
彼、彼女たちはあなたの想像を超えて苦しんでいた。
あなたも、あなたのまわりにいる人も
ステージに立つあの子も
テレビの中のあの人も
みんな、みんな、同じ人間なんです。
傷付く。嫌にもなる。
いま一度、自分の行動を見返してみてください。
朝から重たいお話失礼いたしました。
同じことが今後繰り返されないように
心の底から願っています。
なんだかなぁ。と思いながら長文書きました。
いっぱい書いたけど、昨日はね、そんな中でもね、楽しい幸せな時間沢山あったよ。
あたしはやっぱり、みんなで、みんなが心地いい空間を作りたいよ。
よろしくね。
2016/8/12 たきざわさとみ