こんにちは。

 

すっかり、秋の風になり、日中はまだ日差しが強いながら、日陰はもうひんやりとします。

 

昨日のこと。

 

用事の帰りに、小腹が空いたので、おにぎりとお水を買いました。

家までもう少しだけど、せっかくのお天気だし歩き疲れたから、外で食べてみよう。

と、家の方角に向かいながら、日陰のベンチを探しました。

 

そして、公共の建物の庭のようなところにベンチを見つけ、何人か座って休憩していたので、

ここなら大丈夫そうだと思い、腰を下ろしました。

 

すると、座っておにぎりをひとかじりしたところで、どこからか警備員さんが来て、

「すみません、こちらは飲食ダメなんです」と飲食禁止の張り紙を指して言いました。

 

私は、「あっ」と気付き、「すみません💦 目に入っていませんでした」と食べかけのおにぎりを慌ててバッグにしまって後にしました。

 

気付いてなかったとは言え、悪いことは出来ないものだと恥ずかしくなりながらも、

一口かじったおにぎりの余韻で空腹が余計に増してきて、

「見つかる前に食べてしまえばよかったな~」などと、悪のコトバがささやいていました。

 

 

再び私は疲れた足で、ようやく家まであと5分の公園にたどり着き、おにぎりをほおばり、

ベンチで一休みしていました。

 

 

携帯見たり、読書したり。

せっかくだし、公園で「秋」を堪能しよう。

 

しばらくして、親子が来て、遊具で遊んでいる様子がなんとなく視界に入っていました。

子供は1歳くらいの女の子で、お母さんは20代くらいのおしゃれで綺麗なお母さんでした。

 

30分くらいして、だんだん親子が近い距離で遊んでいるな~となんとなく思っていたところ、

その女の子が私の目の前に立ち止まり、私をじ~っと見入ってきました。

 

ようやく歩けるようになったくらいのその女の子は、

私がにっこりしても、ただ私を見ていました。

 

そして、またふらふらと(?)よちよち歩きで、どこかへ歩いて行きました。

 

10分ほど経った頃、女の子は、また私のところにやって来たので、

わたしはもう一度にっこりしました。

すると女の子は、「どうぞ!」という素振りで、赤く色付いた落ち葉を私に差し出したのです。

そう、私へのプレゼントを探しにいったん離れ、綺麗な「季節ものの葉っぱ」を

くれたのです。

 

私は、携帯を下ろし、「ありがとう!キレイだね」と言って喜ぶと、

女の子はまた私をじ~っと見て離れていきました。

 

私はその落ち葉が綺麗だっだので、「風流だな~」と眺めて、

バックのポケットに入れました。

 

そして、再び、

女の子が今度は黄色の落ち葉を拾って持ってきてくれました。

緑ではなく、赤や黄色の秋の落ち葉だけを探して、

また取りに行っては私に手渡し、3回繰り返しました。

 

「わ~キレイだね!ありがとう。優しいね~、全部バックに入れたからね」と

バッグを見せると、女の子はそれを目で確認して「あ~」とにっこり返してくれました。

 

まだ会話もできないこんなに小さい子にも、

自然の美しさを愛でる感性や、知らない誰かにも自然にも優しくできる心が備わっているのだな~と、私はとても感心しました。

 

お母さんは、「すみません、捨ててくださっていいので」と申し訳なさそうに、でも、我が子の優しさが少し誇らしげに嬉しそうに、ぺこぺこと謝ってきました。

「いえいえ、うれしいですよ」と私は返しました。

 

すると、今度は、女の子が、

「わたしにそれをちょうだい」と言いたげに手を差し出して来たので、さっきバッグに入れた3枚の葉っぱを返してあげました。

 

「これは、わたしのもの」という流れ、子供あるあるだなと思っていたら、

今度はそれを全部お母さんにギフトし、

そして更に、左手で私の手を握り、右手にお母さんの手を引き寄せたのです。

「なかよし」と言っているように。

わたしたちは、いっとき、女の子を真ん中に挟む形で3人で手を繋いでいました。

まさにワンネス!!

 

大人になると、そんな風に、「どうぞ!」と惜しみなく見知らぬ誰かにあげることは、

思考が制止させてしまうのに、子供は駆け引きなくできてしまうのだから、スゴイ。

そして、わたしとお母さんを引き合わせるように手と手を繋ぎ、心を通わせたその女の子の行動は、私の心を掴んでキュンとさせました。
 

私たちはいつの間にか、マンションの隣人が誰かも知らない「大人」になり、

用心深く、輪を作ることをためらいがちだけど、

子供の純粋な他人への興味や優しさには適わないな~、ステキだな~♪

と、ちょっと大げさに壮大にいろいろと考えさせれれました。

 

いい親子に出逢えたな~。

 

その優しい女の子の波動は、寝る間際までとても心地よく温かな余韻を残しました。

 

あの飲食禁止のベンチでおにぎりを食べきってしまっていたら、

この親子との温かなストーリーに辿り着いていなかったのよね。

 

結果オーライ♪