我が家の親善大使 | 激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~

我が家の親善大使

うちの双子は、8ヶ月からずっと人見知りしています。
今だけかな、と思い続けてはや2歳3ヶ月、
児童館に行っても、なかなか母から離れません。

ただ、もじもじ恥ずかしそうにしたり、
母の陰にかくれる、というレベルならいいのですが、
知らない人が近づくと、逃げ惑い母に抱っこを要求、
更に口がへの字になり、悪化すると号泣する始末です。

Altaも最初は同様に人見知りするのですが、
慣れるのが早いので、気がつけば
友達のお母さんの膝に座っていることも…。

しかしながら、Panaはなかなか場に慣れず、
特に男の人が苦手なので、友達のお父さんがいたりすると、
ひたすら母にしがみつき、トイレに行くことも許されません。
もちろん、そういう状態の時は、父にバトンタッチも許されません。

友達家族などが集まるイベントに参加しても、
私が一日中Panaを抱っこする羽目になり、
誰とも交流できずグッタリ…何をしに行ったのか…
ということが多々あります。

そんな時に、最近ではAltaが大活躍です。
Panaの分まで愛想を振りまき、友好に努めてくれています。
そんなAltaについた名前は、親善大使、はたまた遣唐使。

Panaの排他的な対応の前で、緊張がはしる二カ国間の橋渡しをしてくれる
外交のエキスパートです。
初めは人見知りしていたのに、だんだん心を開いて懐いてくれる…
というのも、ツンデレ作戦かもしれません。

泣きまくるPanaに困っている時、
Altaが和ませて場の空気が円満になることもしばしば。

母としても、あまりにもPanaが人見知りをするので
皆に申し訳ない気持ちになるのですが、
Altaだけでも皆と交流して楽しんでくれると救われます。

これからも、我が国と周辺諸国の友好的な付き合いのために
実力を発揮していただきたいものです。

■父のつぶやき

Panaのグズりは本当に厄介です。
普段は「お父さんだっこ!」と甘えてきてくれるのですが、
グズったときは何故か母しかダメなため、
長時間のグズりになった場合、
バテた母を哀れみの目で見つめることしかできません。

周りから「お母さんが大変そうやのに助けようともしないお父さん」と
見られるのを防ぐため、定期的に「お父さんとこ来るか?」と
助ける振りをして保守に走るのですが、
「イヤイヤイヤ!お父さんイヤ!」と火に油を注ぐ始末。

そんな時のAltaは本当に天使のように見えます。
心を開き、手をつないで歩いているのを見ると、涙が出そうです。

もしAltaもPanaのような人見知りだったらと思うと…
想像しただけで背筋が凍りそうです。