恐喝容疑 | 激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~

恐喝容疑

最近、我が家で頻繁に恐喝事件が発生しているようです。
被害者はPana、容疑者はAltaです。

Panaがオモチャで遊んでいると、
すぐに「ちちて!ちちて!(貸して)」と貪欲に要求してくるようです。

Altaとしては「ちょっと貸して」と言っているようですが、
泣いて逃げ回るPanaを、オモチャを渡すまで執拗に付けまわすという悪質な犯行です。

もちろん「貸して」といいつつ返すあてもなく、
「永久に借りておくだけだ」というジャイアニズムの発動です。

Panaが三輪車に乗っているとダッシュで駆け寄り「ちちて!」
今度はブロックで遊んでいると飛んできて「ちちて!!」
ままごとキッチンで野菜を切っていても「ちちて!!!」

隣の芝生が青くみえるお年頃なのか、
とにかくPanaのしていること、持っているものが欲しいようです。

最近では遊んでいる時にAltaが近付いてくると、
「Altaこわいこわい…」と逃げるようになってきました。
速やかにオモチャを投げつけて逃げるという処世術も身に付けたようです。
まるで昔話の「三枚のお札」のごとし。
(※坊主が鬼ババにお札を投げて逃れるアレです)

しかしながら、また別のオモチャで遊び出すPanaに、再び黒い影が近付き…
そんな「エンドレスちちて」が毎日繰り広げられています。

Panaの圧倒的優位であったパワーバランスの変化を、
やきもきしながら見守る父母なのでした。