「また行くの?」
それがドンヘの第一声だった。
新しい番組に参加が決まって、スイスに1週間行くことが決まってから、ドンヘは思い出すと同じ言葉を何度も溢した。
「仕事!」
「わかってるけど!」
「じゃ、もう言うなよ」
「わかってるって!」
毎度のやり取りに頭を抱えると
「でもさ・・・また行くの?」
じろりと睨むとドンヘはぷぅっと頬を膨らませてそっぽを向いた。
空港に出掛ける前にドンヘの部屋に寄ると、ドンヘは不貞腐れた小さな子供のような顔をして
「まだいたの?」
とぶっきらぼうに呟いた。
「ドンヘに会わないと行けないなと思ってね」
そういうと、ドンヘは顔を赤くしてさらに唇を尖らせた。
「うまいこと言うんだね」
「本心だけど?」
そういって不機嫌なドンヘを抱き寄せると尖った唇にキスをした。
「嘘つき」
嘘じゃねぇよ。
ドンヘの言葉を飲み込むように今度は深く口付けた。
座席に座ってスマホを確認するとドンヘがインスタをアップしていた。
寂しげなピアノの戦慄。
外は雨。
ドンヘは寂しいとき、俺に好きだと伝えたいときに決まって雨を呟く。
答えるようにインスタをあげると、ドンヘからのコメントが入ってきた。
「また行くの?」
さみしがり屋のドンヘの不貞腐れた顔が浮かんだ。
かわいいやつ。
長い1週間か短い1週間かわからないけど、終わったらすぐドンヘのところに帰るから。
そう心の中で呟いて真っ暗な窓の外に視線を向けた。
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今回の元ネタは
あれ?これ、ドンヘの部屋だよね?
って思ったら…
なんかムクムクと書きたくなりまして←病気
こんな感じで出来上がりました。
1週間離れ離れになることを知ったドンヘは
きっとギリギリまで不貞腐れてたにちがいない。
ヒョクチェがスイスにいってから
毎日のように兄ちゃんのとこ(ハルワン)に入り浸ってるみたいですしね。
寂しん坊め!←萌
(サジンはお借りしました)

