『般若心経』は正しくは

【般若波羅蜜多心経】と言います


般若心経には仏教の真髄となる教えが

凝縮しています。


今回は、般若心経の中の

照見五蘊皆空 度一切苦厄

の意味をご紹介します


    

意味 

五蘊(色、受、想、行、識)による

自我の囚われから離れ

すべてを心の眼で見ることで

一切の苦しみ災いを超えることができる


照見五蘊皆空

しょうけごうんかいくう


照見(しょうけん)

心の眼が開いて、ものの実相が見える


五蘊(ごうん)

「色受想行識」の五蘊からくる自我


五蘊とは、諸存在を構成する

物質的・精神的五つの要素の集まり


=目に見える物質(自然界、人間の体)

=ものの喜怒哀楽を感じる感覚作用

=外からの事柄を心に受け入れて想像する
心の作用

=生活行為

=意識して分別するもの 行によって
得た知識

*これらの心と行為によって苦楽を重ねてしまうのです


皆(かい)

すべて


空(くう)

心は自我から離れる


意味 五蘊によるすべての自我から離れ

すべてを心の眼でみる



度一切苦厄

どいっさいくやく


度(ど)

度す(超える)


一切(いっさい)

すべての、一切の


苦厄(くやく)

苦しみ、災厄


意味 一切の苦しみ、災いを超えることができる




【苦】は【欲】から生まれます。


人がこの世で生きていくためには

欲は必要です。


向上心をもって成長していくためにも

欲は必要です。


けれども、強すぎる欲は執着になり

それを得られなければ苦しくなります。


自我も、完全になくなれば

私たちはこの世から消えてしまう


自我は、私たちを守ってくれているものでもある


けれども、自我に囚われると

それも、また苦しくなってしまう


この世の理として

カタチあるものは必ずなくなります


そのことを理解できれば、必要以上の【欲】は

自然に消えていくように思います


みんなの魂がキラキラ輝き

愛をいっぱい感じながら

幸せの道を歩んでいけます様に♡


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