はいっ今日も絶好調ミツさんです
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連載ストーリー
【過去世の私と誓った約束】
《これまでのあらすじ》
その後お付き合いをする方も自然と拒否をし、
もう男はいらない!!と思いながらも、ご縁あったマサと結婚したが、不妊治療をするも子宝には恵まれず、ついにある場所を訪れることに…!
自分自身の心をごまかしながら生きていたことに気が付いてしまった私は、この先の人生をどうするべきか考えていました。
それは既婚者である自分が、自分自身の心に素直に行動するというのは、身内に迷惑をかけてしまうことになると考えていたからです
もちろんマサにも何と言えばいいのか、理由も見つかりませんでした
だからこそ、私たち夫婦には子供が必要だと思っていたし、子供が生まれたら全てが変わると思い、状況を変化させるためにはどうすればいいかと考えていました
自分の心から湧き上がる声とは裏腹に、
【どうするべきか?】
という思考の渦に飲み込まれていました
この時、心の声と思考は別物なのだということに気が付いていませんでした
ナイト様への想いは断ち切れないまだったものの、まずは目の前にいるマサとの夫婦関係をどうにかしなければいけないと思い、私はスマホで夫婦関係を良好にするためにはどうしたらいいか調べまくりました
そこでたどり着いたのは
【セ○ク○レス外来】
でした。
マサは仕事で疲れ果てている毎日、私の中では行為が楽しいものだなんて1ミリも思えていなかったし、不妊治療も次は体外受精という段階に来ていて、これ以上自分の身体にストレスがかかることはやりたくないと思っていたので、なんとかして自然に妊娠してほしいと思っていたのです。
【レス外来】のことについてマサに話してみると、あっさりと
「行ってみよう!」
と言ってくれ、休みの日に2人で行ってみました。
先生とマサと私の3人。
診察室で尋問状態
気まずい空気が流れる中話は進んでいきました。
その時どんな質問をされていたのか覚えていません。
なぜならば先生は冒頭で、
「お二人の間に【愛】
があれば解決出来ます」
という言葉が頭から離れなかったからです
その後も幾度となく先生の口から【愛】という言葉が出てきたのですが、
その言葉が聞こえてくるたびに、私の脳内に響き渡り、
でいっぱいになりました。
私は今マサに【愛】を持っていて、【愛】を感じているのだろうか?
ということに疑問を抱いていました。
結局、現状が何か変わるという気がしなかったのです。
そしてこの時私はもうマサとの営みはムリだと感じたのでした。
子供を作るためだけの行為は、私の心に深く深くキズをつけるだけで、これじゃただのレ〇プだ。
自分を守るためにもう辞めよう!!と決めたとたん、涙が溢れて止まりませんでした
やっと自分で自分を縛っていた鎖を外せた瞬間でした。
これはやっと自分の心の声に耳を傾けて瞬間でもありました。
部屋の隅で小さく体育座りをして、
【大人の階段】を昇るのは私は好きじゃない。
そう思っていた時に、ふと思い出したことがありました。
それは私が小学校低学年の頃。
私の実家に祖父母が泊まりに来ていて、おじぃちゃん子だった私は、布団の敷いてある暗い和室で追いかけっこをしていた時のこと。
祖父に捕まって、私は布団の上に仰向けに倒れ、私に覆いかぶさるように祖父が倒れてきた時のことを思い出したのです。
その頃はまだ私は【大人の階段】というものを知らずにいたのですが、
このシチュエーションに
うわっ、イヤだ、気持ち悪い
と思ったのでした。
私はこんな小さい頃からも、異性と至近距離で触れあうことに嫌悪感があったのかと気がついたのでした。
つづく…
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