発表会の日

決められていたペアでの発表が終わり
その次の日に同じ課題で組んでいたもの同士
ペアを替えて課題に取組むことになった

彼は私と組む

私は
練習でペア組んでたのが無駄にならなくて良かったなと
単に思った

その日はよろしくねと挨拶して帰ったと思う



次の日

ペアなので発表の前後によく隣にいた印象

ここで話を挟むが
私は男性が怖い
早めに実父を亡くし、高校生と大学生は女子校で、共学のサークルに入りやっと男子と喋れるようになった(心臓はバクバク、緊張する)が
自分らしく居られてない、言動に力が入る気がする
でも社会は男性女性(今は更にもっとジェンダーがあるが)と接しないといけないので、社会人として過ごすために一定のスキルを手に入れていたぐらいの感覚でしかなかった

勿論彼も私から見たら男性である
少し身構えてたのは最初あると思う
先程も書いた通りペアでよく話をした

発表は
私は自分の課題と向き合い
彼も多分そうだったと思う

見てくれていた参加者の皆から
笑顔と拍手をもらい
私はとても楽しく晴れやかな気分だった
笑顔で、ありがとう、と伝えたと思う
彼は開口一番に「すみません」と言った