先週の日曜、
春の陽気に誘われ、
散歩がてら、梅を見に高尾方面へ。
樹々の葉っぱがさわさわと擦れる音。
川のせせらぎ。
あぁー、気持ちいい！！
心身ともにリフレッシュ。
随分、春めいて。
桜の開花も確実に進んでいる模様。
そして、
いよいよ一都三県の緊急事態宣言も
解除の運びとなり。
ーとはいえ、
手放しで喜べる要素は見当たらず。
むしろ、また、波が到来するだろうなぁーと。
1年が経つというのに、
未だにこの波にはうまく乗れず。
最近、若干、船酔い気味の私。
「そろそろ、この船から降ろしてくれ～。
」
といった感じかな。
わたしたち人間だけにとって、
新鮮な空気を体に取り込んだり、
適度に体を動かしたり、
太陽の光を浴びることは
とても大切。
でも、そんな大切なことが
じわじわと奪われている。
大丈夫か！？
ーで、本日のお話。
すっかりお出かけが少なくなっている昨今、
家にいる時間が増えたので、
以前から気になっていたこちらのDVDを
amazonでポチってみた。
ザ・トゥルー・コスト
ざっくり言うと、
テーマは、ファストファッションの実態を
主に生産に関わっている人たちの目線から
描かれているドキュメンタリー映画。
ファストファッションを巡る
あまり良くない噂は、
なんとなく知っていたつもりでいたけれど。
服作りに携わっている人たちの生の声や様子が
映し出されると、あまりに生々しくて言葉を失う。
己の無知さを突き付けられたようにも。
モノの価値を値段が安いということで、
ついつい選んでしまいがちだけれど、
その安さの裏にある背景に
ちらっとでも想像を巡らせたことがありますか？
気軽に買ったその服、大切に着ていますか？
酷い労働環境の下、
不当な労働条件の中で働いていたとしたら？
さらに、少しでも安く売るために、
労働に見合わない対価を払われていたとしたら？
世界では、
豊かな国で暮らしているわたしたちには
信じられないことが行われている。
隠されてるけれど。
その方法は実に巧妙。
手を変え、品を変え、
不都合な真実に
目を向けないようにさせる。
残念なことに、
意識的に
世界に目を向けようとしない限り、
そのことを知るチャンスは少ないかもしれない。
（特に日本のマスコミでは
海外のニュースは取り上げられることが少ないし。
）
でも、本当にそれでいいのでしょうか？
「そんなことを知ってどうするねん！
」という
お気持ちもわかります。
直接、関係ないことだし・・・。
ーでも、
同じ地球上に生きている人間として、
紛れもなく、間接的ではなるけれど、
関わっているもの。
「知らない」という状態が
終わることのない戦争や人種差別、宗教上の争いなど、
世の中の不条理に
知らず知らずのうちに、
加担しているかもしれない。
本当に、ひとりでも多くの人たちが、
気づく必要があると思うのです。
少しでも良い世界へ
変わるためにも。
口当たりの良い
きれいごとの裏には
不都合な何かが隠されているのでは？
そういった視点を持つということは、
これからの時代、とても大切なことのような。
想像以上に世界は
酷い状態かもしれない。
ーそんなことをこの映画を見ながら、
考えてしまいましたとさ。
ご興味があれば、是非ご覧になって下さいませ。
