今日は、PTSDのトラウマ治療について振り返って、
治療後の変化や気付いたことなどについて書いていきたいと思います。
私が受けたのは「認知処理療法」という治療で、
治療は週に一度、心理士の先生と行いました。
幼い頃から封じ込めてきた記憶と向き合うのは勇気のいることだったけれど、
前に進みたいと思い、治療を受けることを決めました。
担当してくださった心理士の先生は、とても優しくて笑顔の素敵な先生で、
私は主治医の先生も心理士の先生も大好きです。
治療では、まず、PTSDの症状や心の仕組みについて学ぶことから始まりました。
次に、トラウマが自分に与えた影響や出来事の意味を考えたり、
スタックポイント(回復の妨げになるような考え方)を見つけ、
自分の考え方のパターンを見つけてバランスのとれた考え方に変えていきます。
一番大変だったのは、体験を振り返るステップです。
出来事や感情に自分から向き合っていくのは勇気が必要だったけれど、
「今はトラウマの出来事が起こった過去とは違う」ということを確認し、
安全確認ができたことで、
だんだんと自分の中で感情のアラームが弱まっていくのを感じることができました。
そして、最後にトラウマの影響を受けやすい人生のテーマについて、
トラウマが起こる前と後の考え方の変化ついて考えました。
トラウマ治療を受けて、いろいろなことに気付きました。
ずっと我慢して抑えてきた当時の自分の気持ち。
母との共依存。
親子の立場逆転。
そして、幼い頃の体験が私の今の症状や考え方などに、自分が思っている以上に大きく影響していること。
私は小さい頃から
「私が母を支えなきゃ」
「私が悪い子だからいけないんだ」
「いい子でいなきゃ」
そう思って生きてきました。
でも、これからは、母は母。私は私。
共倒れにならないように、境界線をしっかり持つこと。
まずは自分が元気でいて、自分を大事にすること。
これからは母のためではなく、自分のために、自分の人生を生きること。
そして、呼吸法や筋弛緩法、ストレッチなど、
フラッシュバックや気持ちが落ち着かないときの対処法も教えていただいて、
頓服を飲む以外の対処法の引き出しも増えました。
カウンセリングを受けたことで、やっと幼い頃の私を認めて、救い出してあげられたような、「頑張ったね」と抱きしめてあげることができたような気がしました。
カウンセリングを受けてトラウマの治療をしたからといって、
トラウマが消えるわけではなく、症状が完全になくなるわけでもなくて、
今もフラッシュバックや解離など症状はあります。
でも、治療をする前と後では、症状の現れる頻度や強さも違って、
症状が出ても前よりもマイルドに出るようになったし、対処法も増えたので、
前より症状と上手に付き合うことができるようになりました。
体験に対する自分の気持ちや考え方も変わり、
カウンセリングを受けて前に進むことができたし、成長することができたんじゃないかなと思います。
トラウマ治療は大変なことも多かったけれど、
心理士の先生や主治医の先生の支えのおかけで乗り越えることができました。
いろいろなことがあったけれど、私は両親のことが、家族のことが大好きです。
今は家を出て一人暮らしを始めたことで、私自身も少しずつ自立し、
家族とも程よい距離間で関係を築くことができてきているんじゃないかなと思います。
今は、子供の頃とは違う。
困ったときにどうしたらいいか一緒に考えてくれる人がいること。
「助けて」って言える人がいること。
支えてくれる人が周りにたくさんいること。
本当にありがたいし、幸せだと思います。
うつやPTSDとのお付き合いはこれからも長く続くと思うけれど、
感謝の気持ちを忘れずに、自分のペースで歩んでいきたいと思います。
長くなってしまいました。
最後まで読んでくださりありがとうございます。