ボロボロ泣きました。
今までの色んな場面が思い出されて、
色んな感情が溢れ出てきて。
死を持って償うと、科された刑を受け入れようとしていたビト。
私がビトだったら・・・
不遇の身の上や、自分が受けてきた差別や偏見の苦しみを
一から並べて嘆いて訴えただろうし、
最初の事件の冤罪だけでもなんとか晴らそうとしたと思う。
そして、林に手を下してしまった事実よりも、
なぜ自分がそうせざるを得なかったのか、
そればかりを主張して情状酌量を求めていたかもしれない。
でもビトは違った。
5年もの間、花ちゃんとの面会を拒み、一度も法廷に立たなかった。
それほど強い意思で、自分の犯した罪と向き合っていた。
と、思っていたのですが。
でも、そんなはずがないんだよね。
死が怖くない人なんていないんだよ。
刑務官・柏木さんのおかげで花ちゃんと再会した時、
ようやく見せた彼の本心。
「死にたくない」
フィクションでありながら、あれがリアルなんだと思う。
死を意識して、初めて生きることと向き合い、
命の尊さを思い知ったビト。
皮肉だけれど、人間は何事も自分自身が直面しないと
本当に理解することはできない部分がありますよね。
私、このドラマを観てから、ちょっと考え方が変わりました。
ビトは2000年の事件(実際は冤罪ですが)と
林の命を奪った罪で死(死刑)を宣告されたんだけど、
だからと言ってビトの命は簡単に失われてもいい命、
というわけではないんですよね。
命自体はみんな同じ重さがあるんだから。
何があっても、人の命を奪うということは絶対に許されないし、
被害者感情として、人の命を奪っておいて当然だ!
と考えるのも至極自然なことだと思うし、
私自身ずっとそういう考えだったのですが・・・
命は大切だからこそ、
ビトの命もまた大切に考えなければいけないはず。
真実を明らかにしないまま、死刑を受け入れることは
決して真の意味の『償い』ではないということ。
もちろん、その真実を明らかにするというのも
簡単なことではないんだけど・・・
でも、このドラマにはそこに希望を持たせてくれるような
そんな説得力がありました。
何度だって言うけど、ほんと良いドラマだった。
意義深い最高のドラマだった。
色々あったけど、この作品に関わった人たちが
私達視聴者に伝えたかったこと、
ちゃんと伝わっていると思います。
それにしても。
こうしてドラマが終わってふり返ってみると、
改めて潤くんは本当にいい役者さんだなぁと思います。
出所して花ちゃんの元に戻ってきた時の表情も
素晴らしかった。
(髪型にはびっくりしたけど)
ちゃんとそこにビトは存在していたんだな~って。
断片的に演じるのではなくて、
ビトを一人の人間として作り上げていたからこそ。
潤くんであって、潤くんじゃなかった。
でも潤くんにしかできないビトだった。
潤くん、出演者の皆さん、スタッフのみなさん。
本当にお疲れ様でした。
そして、素敵なドラマをありがとうございました!!