今週は自分の中で読書週間です。
今週本命の本の前にこちらの本を読み終えました。
第13回日本ホラー小説大賞/長編賞受賞作品デス。
『 紗央里ちゃんの家 』 (著)矢部 嵩/角川書店
【あらすじ】 (Amazon.co.jpより)
叔母からの突然の電話で、祖母が風邪をこじらせて
死んだと知らされた。小学五年生の僕と父親を家に
招き入れた叔母の腕もエプロンも真っ赤に染まり、変な
臭いが充満していて、叔母夫婦に対する疑念は高まる
けれど、急にいなくなったという従姉の紗央里ちゃんの
ことも、何を訊いてもはぐらかされるばかり。
洗面所の床から、ひからびた指の欠片を見つけた僕は、
こっそり捜索をはじめるが…。
今までに読んだことのない不気味さを放つ作品でした。
主人公の僕が一番まとも(正常)だと思いながら読んで
いたけれど、僕もどこか異常でした。
誰一人正常な人が出てこない物語だったと思います。
この本を書店で見かけたときに、本のカバーに
付いていた帯に作家の林真理子氏、荒俣 宏氏の
コメントが気になって購入していたのですが(ずいぶん前)
昨日のケータイ小説(単行本)と同じくようやく陽の目を
見ることが出来ました。
本の虫 に一旦なってしまうと、寝る間も惜しまず読んで
しまいます・・・・。
次に読む本が今週の目玉作品(自分の中で)デス。
ちくま学芸文庫の文庫本なので小さいサイズですが
スラスラ読めそうです。
いつもはハードカバー派なので、部屋には本が占める
割合がどーしても多いです。
こうして、今夜も読書で世が更けてゆきそうです。