秋も深まり 日が暮れるのが早くなり

家に暖房器具を出し始めると

あったかい空間が愛おしくなり、

いよいよ読書の秋がやってきた📚️


今年の夏 私は心を磨く本をたくさん読みたくて

ネット動画で紹介されている本を

中古で買いあさり 読み終えては

メルカリで安く売ることを繰り返していた。


自分らしく生きるための指針や、

人生をより幸せに彩るアイデアがほしくて、

自己啓発本やスピリチュアル系の

引き寄せの法則をテーマにした

ノウハウものやエッセイが多かった


一昨年夏に[アミ 小さな宇宙人]シリーズ全巻を読んでからは、物語風の本は選ばずにいたが、

先日読み終えた[心の扉を開く最強のマジック]はスタンフォード大学の脳外科医の実話で、著者の苦しい環境で育ったことや、マインドフルネスや引き寄せの法則を紹介するページもある感動的な物語だった。

 

もともと自伝的な物語はちょっと面倒臭く感じていたので、苦手な脳の手術の描写や投資家時代などは飛ばし飛ばし読んだが、要所要所でマインドフルネスを、使って自分の可能性に集中したり、

少年時代に思い描いたなりたい自分の言葉を脳裏に浮かべながら、苦境を乗り越えて生きる辺りはとても面白かった。

マジックを[からだを緩める][頭の中の声を止める][心を開く][なりたい自分を描く]の4つに分けて紹介してくれていて、自分に取り入れやすく書かれている。


過ちだらけの自分に愛と許しを送り、

関わった人々に愛と感謝を語り、

ダライ・ラマの[思いやり]と[共感]について、

医学的な研究を進め、世界平和にまでつなげていくくだりは感動したし、自分の中にも同じ思いを感じた。


孤独と不安と鬱を世界に蔓延する病と書いていて、

気力と人との繋がりが足りなくなっているの懸念している。


人は人とのつながりによって生きている。

人間はお互いに協力し、

つながり合うように進化してきた。

このつながりが断ち切られると、人は病気になる。


何よりも偉大なマジックは、

自分の心の傷だけでなく、周囲の心を癒す

[共感の力]だとあり、

世界平和にまで思いをはせてあった。


いつでも大切なことを引っ張り出せるように

心のアルファベットとしてまとめてあった。


   Compassion 共感

   Dignity 尊厳

   Equanimity 平静

   Forgiveness  ゆるし

  Gratitude 感謝

  Humility 謙虚さ

  Integrity 誠実さ

  Justice 正義

  Kindness  思いやり  

  Love 無償の愛

いつも心に美しい言葉が引き出せるヒントをもらえたことや、自分の心を内観し可能性の扉を開くこと、

思いやりと共感をテーマに生きていきたいと再確認できたことに感謝しながら、

何度か感動に涙を流した自分の心に浸透させながら、

本を閉じた。


これから何度も読み返すかもしれないので、

私にとって手元に置いておきたい一冊になった。


良書に感謝!