自分に合わない場所や合わない人、私はそこから何度も逃げてきました。そして、それは正しかったのだと感じます。もし、あなたがその場所にいたり その人と接することで、喜びや楽しさよりも悲しみやつらさの方が大きくなっているのなら、あなたにはそこを去る自由と権利があるのです。そうやって自分をちゃんと守ってあげなければ、あなたが未来で手助けするはずだった人達も助けられなくなってしまう。自分を消耗させることからは「逃げる」ということが最善だったりするのです。

 

もちろんそれは、一生懸命にやってみてからのこと。その場所で頑張って動いたり、見方や考え方を変えてみたり、本心を真摯に伝えたり。けれど、それでも現実が少しも変わらないのであれば、できることはやり尽くしたと思うのならば、そこから離れることを決めていい。突然、意味もわからずに涙が出てきて泣き続けてしまった経験はないでしょうか?それは、心が悲しみで埋め尽くされてしまっているからなのです。身体は気づいて欲しくて、無理しているよと限界がきているよと教えてくれているのです。

 

罪悪感が伴うこともあるかも知れません。けれど、それは誰が悪いという訳でもなく、全ての人が学びの最中というだけのこと。自分も他の人達も責める必要はないのです。ただ、関わってくれたことに感謝して距離を置く。それは、見捨てることとは違います。逆に皆を信じているからこそ、大丈夫と知っているからこそ、なのです。もしも、あなたが我慢してそこに居続けてしまったら、その場所や相手の成長や幸せを妨げてしまう可能性だってあるのです。

 

別れが寂しくないはずがありません。全ての感情を感じ切ってください。怒りも悲しみもたくさん表に出してあげる。ノートにキツイ言葉で書き殴ってもいいし、安全な場所で大声で叫んだり、気が済むまで何時間でも泣いていい。そうしたら、その気持ちも重いエネルギーもきちんと浄化されるから。

 

大丈夫、あなたは今まで充分に頑張りました。もっと幸せになる場所へ、どうか自分を連れて行ってあげてくださいクローバー