生きていれば誰だって感情的になってしまうことはあって、私はそれでよいのだと思います。仙人のような、悟った人のような、常に動じない穏やかな人に憧れたりもするけれど、今の自分は人間なのだから、私はこの私をそのまま認めてあげたい。未熟なのは仕方なくて、だからいまこの地球で学んでいるところなのです。

 

何かがあった時、まず気がつくのは怒りの感情だったりして、そんな時、昔はその怒りに任せて相手を責めたり、一人でイライラしていました。けれど、現在の私はそこでいつも ひと呼吸置くようになりました。それは本当に怒りなのか?怒りをぶつけたらスッキリするのか?そんなことを一瞬で考えて分析します。

 

すぐにはわからないこともあります。そんな時はゆっくり時間をとって自分の内側を見ます。そしたらたいていの場合、その奥の「寂しさ」と「悲しさ」に気づくのです。「大切に扱われていなくて寂しい。」「私ばかりが我慢していて悲しい。」それは本当かどうかわからない。だから、私の気持ちを相手に伝えます。その人が大切な相手だったなら。これからも関係を築いていきたい人だったなら。

 

人は変えられない。変えようとするのなら、それほど傲慢なことはない。自分だって、誰かに無理矢理変えられたくなどないから。変わるべきなのは私の方。だけど、我慢を続けていたら、きっといつか爆発してしまう。だから、自分の心と身体を守るために、その人との繋がりを守るために、本音は時々ちゃんと出してあげる。そうしないと、その大切な物が壊れてしまうかも知れないから。

 

本当は今、何を感じていますか?