自分のエゴに引きずられてしまうと、相手に本当に伝えるべき言葉が後ろに隠れてしまうことになります。
 

ここで言うエゴとは、その人を一方的に助けてあげようとしたり、いい事を言って自分をもっと好きになって欲しいとかです。助けたいと思うことは優しさではありますが、それによって自分が見返りとして何かを欲している場合、(例えば、感謝や好意や尊敬など)、それは純粋な光を送ることにはなり得ません。

ですから、エゴの自分からの表面的なセリフしか浮かんでこない訳です。エゴの混じり気のない真っ直ぐな優しさの場合には、言葉が少なくとも、たとえ何も言語として発することができずとも、その純粋な光が相手にしっかりと伝わり、深い癒しや励ましとなるのです。

もしも、うまく想いが伝えられなかったとしても、大抵の場合は自分が落ち着いてその状況を思い返してみた際、そうやってエゴから解放された自分に戻った際に、本当に伝えたかった大切な言葉達に気がつけるものです。相手の中にある力を思い出し、それを信じられると感じた時、そのメッセージは真にその人の心に届くでしょう。