誰もが自分よりも優れたところを持っています。気質だったり、才能だったり。それはもちろん、相手が子供であったとしても同じです。

小さかった頃、甘い子供言葉で話し掛けられることが苦手でした。でも、その大人達にも種類があって、優しさからそういった話し方をする人と、子供を下に見ている人とに分かれていました。それは私の目にはとても明らかでした。多分、同じように感じ取っていた方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか?

前者のことは理解できたので、「普通の話し方でいいのにな。」と思いながらも好きでした。でも、後者には反発を感じて愛想がかなり悪かった...。子供だからまだわからないと思われていたのだろうけど、とんでもない。色々な大人がいるように、子供にだって様々なタイプがあるのです。私のように斜に構えた子には特に注意なのです。

「子供は好き?」と聞かれることがあるけれど、私にはこの質問は不思議だったりします。だって、全ての子は大人と同じようにひとりひとり性質も態度もまったく違う。ひとくくりには考えられなくて、いつも「う~ん、その子による。」と答えてしまいます。

(それぞれに感覚が異なるだけのことなので、この質問をされるのが嫌という訳ではないし、子供全般が好きとおっしゃる方の気持ちもわかります。心が広くて優しい純粋な方なのだな、と思います。)

私は子供も大人もある意味平等だと思っています。尊敬、尊重されるべきだと。守られなければ生きていけないという、社会的に弱い立場だからこそ、なおさら。今の私が周りで目にする方達は、皆こうした考えの方ばかりでとても嬉しい。世界はますます良くなっているのだと実感しています。